カテゴリー「人間総論」の記事

2010.02.28

自分のためのわずかな窪み

「あなた方は研究室で虫を拷問にかけ、細切れにしておられるが、私は青空の下で、セミの声を聞きながら観察しています。あなた方は薬品を使って細胞や原形質を調べておられるが、私は本能の、もっとも高度な現れ方を研究しています。あなた方は死を詮索しておられるが、私は生を探っているのです」(集英社版、奥本大三郎訳)

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2010.02.18

化学者の生命観

プリオン説は、ドイツの化学者で、1828年に、体内でできる化学物質を試験管の中で完璧に合成する方法を見つけたフリードリッヒ・ヴェーラーが言った「科学の大いなる悲劇、醜い事実による美しい仮説の抹殺」のさらなる例でもあった。

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2010.02.10

人間の定義

だが、プリオン病が私たちに与えてくれる驚くべき第二の教訓は、人間を人間たらしめているもの、すなわち私たちの野心こそが、人間をプリオン病(FFIのような遺伝性のものではなく、狂牛病のような感染性のもの)の危険にさらしたという事実だ。

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2010.01.01

知恵を愛する人

教団設立からほどなくして、ピュタゴラスは、"ピロソポス(知恵を愛する人)"という言葉を作り出し、それによって教団の目標を明らかにした。オリュンピア競技祭を見に行ったときのことである。ピュタゴラスはプレイウスの僭主レオンから、「貴殿は何を専門としているのか?」と尋ねられた。これに対し彼は、「私はピロソポスです」と答えたのだった。そんな言葉を聞いたことのなかったレオンは、ピュタゴラスに説明を求めた。ピュタゴラスが答えて曰く、

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2009.10.30

書棚を隅々まで見る

立花 今、教養という言葉は死語になりつつある。また万巻の書を読みつくせる人はいません。結局、人生の残り時間を確認しながら、最大の成果を得られるように計画を作るしかない。そのとき、知識の系統樹が頭に入っていることが大切です。それとやはり紙媒体に書かれたものを読む、つまり読書が必要なのです。なぜなら、最初の話に戻りますが、人類はそうやって脳を発達させてきたからです。

 読者にお勧めなのは、巨大書店の書棚をすべて隅から隅まで見て回ることです。すべてを見るのが大変なら、文庫と新書コーナーだけでもいい。現代社会の全体像が大ざっぱでもつかめると思います。アマゾンもいいけれど、書店の棚にはやはり全体像がある。僕は今でも週に何度か気に入った書店に行きますよ。思わぬ本との出会いがあるから。

立花隆×佐藤優『ぼくらの頭脳の鍛え方』文春新書2009年

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2009.09.14

脱出路バシー海峡

だが窮地に陥った者は、そこが唯一の脱出路と思い込んだ瞬間、そこへ殺到して自滅する。そしてそのように、日本軍は、バシー海峡で自滅し、そしてその自滅の瞬間まで、危機の叫びは、実は、逆作用する一種の子守歌にすぎなかったのである。

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2009.07.29

食べたものはどこへ消えるか?

ワトソンとクリックが二重ラセン構造を解いたのは、1953年のことでした。しかし、それに先立つこと10年以上前に、ルドルフ・シェーンハイマー(1898~1941)というドイツに生まれアメリカに亡命した一人のユダヤ人科学者が、もっと重要なことを発見していました。彼は、食べものというのは、単なるカロリー源ではないということを明らかにしたのです。

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2009.06.04

ロシアの狼少女

ロシア東シベリアのチタで警察が5歳ほどの少女を保護した。

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2009.05.20

ロシアンルーレット

殺害された者の家族や恋人、親友等が犯人の死刑を望むとき、関係のない他人が「犯人を赦してやれよ」と言うのは、やはり僭越である。被害者の親族や恋人は、しばしば、犯人が死刑に処せられないのならば自分が殺してやる、とまで主張する。

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2009.05.19

環境の権力

グーグル・ブック検索問題が話題です。

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