将軍を袖にした女
山内 まずは徳川慶喜の側室・お芳から始めましょうか。というのも、男がだらしないと、その身辺の女性もどうしようもない、というのは幕末も今も変わらない。逆も真なりですが(笑)。慶喜とお芳のエピソードには、それがよく出ていると思うのですが。
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山内 まずは徳川慶喜の側室・お芳から始めましょうか。というのも、男がだらしないと、その身辺の女性もどうしようもない、というのは幕末も今も変わらない。逆も真なりですが(笑)。慶喜とお芳のエピソードには、それがよく出ていると思うのですが。
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つかさんの人を見抜く力は、飛びぬけていた。出会った当時の僕は、表面的には内向的で寡黙な人間に見えるが、その実、家では胡座をかいて女房を罵っているようなところがあった。
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劇団で一緒になるまで、つかさんが在日韓国人だということは知らなかった。初公演の打ち上げの席で、新聞記者の人から初めて聞いてふうんと思ったくらいだった。ただ、打ち上げが終わると、「おい、風間ちょっと来い」とつかさんが僕のことだけタクシーに押し込んだ。
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古今東西、様々な時代と国が存在した中で、素っ裸でお湯の出る場所に集まりたくなる人種というのはなぜか古代ローマ人と日本人しか思い当たらない。人間にとって最も無防備で、自分の身分をまったく主張できない姿で同じ湯船の湯に浸かる。それがたとえ戦地であろうと、温泉の湧かない都市であろうと、または自然災害で何もかもが崩壊した瓦礫の中であろうと、とにかくお湯を張った湯船がなければ我慢ならないのは、ローマ人と日本人の不思議な共通点なので。
ヤマザキマリ/風呂と夫とローマと私『文藝春秋2010・9』
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前坂 本当に最近は、哲学のある政治家、深みのある言葉を発する人がいなくなりました。いま日本で求められるのはリーダーシップとリーダーパワーを兼ね備えた政治家ですが、これがいない。
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「馬鹿と王様高い所に上りたがる」というフランスの諺がある。国見をするためには高い所に上って国を見るのが、政治の一つの条件でありました。ところが大衆文化というものが起こってくる。その一つの兆候は、高い所へ上がりたがるということなのです。
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明治維新が画期的だったのは「版籍奉還」を行い、武士の身分制度をやめ公務員を"職業"にしたことです。次に、「新通貨令」「廃藩置県」と順にやった。今は版籍奉還、つまり公務員を"身分"から"職業"にすべきなのです。彼らはこう言います。
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