カテゴリー「手」の記事

2011.10.14

予期せぬポイント

空に笑む母        
                     松本典子

やはらかく空に笑む母ことのはの裏おもてからもはや解かれて
風わたる緑陰に会ふおしやべりな母が秘め来し女ともだち
家・くるま・光熱費ほかひとりゐの母うき彫りにあかす通帳
カレンダー代はりに数ふお見舞ひのカフェを買ふたび貯まる
ポイント
わが黙へカフェの香すつと差し出すバリスタは伏し目がちに
ほほ笑み
きみの眼の翳りみるのみ手のひらの鍵はかたちを成さぬままにて
ひまはりの日に向かふ夏くちづけで汚せぬ愛をこころに秘めて

『文藝春秋2011・8』

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2011.08.16

戦地での怪我

なぜ沢村は急速に衰えたのか、原因は戦争である。

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2011.02.20

死体の感触

私は死体をガード下へ運んだ―建設業現場監督 Sさん

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2011.01.12

ちちから千代千代

自分は已むを得ず餌壺を持ったまま手の甲で籠の戸をそろりと上へ押し上げた。同時に左の手で開いた口を塞いだ。鳥は一寸振り返った。そうして、ちちと鳴いた。自分は出口を塞いだ左の手の処置に窮した。人の隙を窺って逃げる様な鳥とも見えないので、何となく気の毒になった。三重吉は悪い事を教えた。

夏目漱石『文鳥・夢十夜』新潮文庫

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2010.05.15

高級装身具としての腕

これはまさしく高級装身具である。どの指も永久的に少し曲がった状態を保ち、親指を開閉させる電気モーターを使って、人差し指と親指でものをはさんで持つことができる。手首の上方に埋め込まれたホルダーに入れた充電ずみの電池が、そのモーターの動力源だ。

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2010.04.11

抱き手と利き手

時実利彦氏(『脳を考える』日本経済新聞社)によれば、私たち人間には(利き脳)というのがあり、その仕組は、ほぼ次のようになっている。大脳は、左と右の大脳半球に分かれていて、大脳半球の表層の大脳皮質にある運動野の脳細胞から、筋肉へと運動の指令が送られてくる。そして、どうしたわけか、左の大脳半球の運動野は、身体の右半分の筋肉を支配し、右の大脳半球の運動野は、身体の左半分の筋肉を支配することになった。そして右利きの人では、左の大脳半球の運動野にある、手に運動の指令を送る脳細胞が、右の大脳半球の運動野の脳細胞よりもいっそう機敏に働いているというわけである。

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2010.04.08

手袋の使い方

現役時代、秋山は塁に出ると、まるで儀式のように右手の手袋をはずし、左手に持ち替えた。盗塁する時も左手で手袋を掴んだままなのだ。

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2010.03.02

スイングの軌道

この国にメジャーリーグブームが到来するのは野茂英雄が海を渡った1995年だが、伊良部はそれよりもずっと前からメジャーリーグに目を向けていたのだ。

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2009.06.27

手話狂言

狂言本来の所作に手話の手の動きも加えなければならず、難しい動きが要求される手話狂言。

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2009.02.17

引手の上下

宮崎 あと、ジーンズのファスナーにおもいしろい話しがありますよ。ファスナーを開閉する引き手が上を向いているときは左右の布を引っ張っただけで開きますが、引手を下に向けると、布を引っ張っても開きません。試してみてください。
結城 皆さん、ジーンズを履くと無意識のうちに引手を下に向けませんか?
――なぜ?

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