言語と音楽はどちらが先か
吉成 盲目の音楽家サヴァン、デレクの先生が「音楽は言語よりも先に脳に入り、言語よりも長く脳に残る」と言っているのですが、この洞察に同意されますか。言語と音楽とではどちらが先に人間に備わったとお考えですか。
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吉成 盲目の音楽家サヴァン、デレクの先生が「音楽は言語よりも先に脳に入り、言語よりも長く脳に残る」と言っているのですが、この洞察に同意されますか。言語と音楽とではどちらが先に人間に備わったとお考えですか。
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川口 評価する人は「何が欠けているか」を見ようとしますからね。すると、評価される側も八方美人的になって、特徴がどんどん失われていく。
せんべいの「みみ」ってあるでしょう。あれを「余分だからとれ」といようなものです。でも、型の中だけで作ろうとすると、せんべいはどんどん小さくなっていってしまう。だから「みみ」は切ってはいけないんです。
はみ出したものにこそ意味があるのに、そう思われなくてなっている。それは一つには教育のせいだと思います。特徴のある部分を伸ばすのではなく、足りないところを補うことばかりに熱心になっている。
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福岡 何を食べるかについていえば、ことに大事なのは、たんぱく質だと思います。というのは、人間は炭水化物を脂肪として体に蓄えることができますが、たんぱく質は蓄えられないからです。つまり、たんぱく質はカロリーに換算して、貯蔵できる燃料のように考えてはいけないものなんです。
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朝、この発言を目にした巨人ナインが激怒したのは言うまでもない。加藤はなぜ、あえて巨人を怒らせるような発言をしたのか。それとも発言自体が"創作"なのか。
ここは本人に確かめるしかない。
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健康のため禁煙するのはいいことです。週に一日は休肝日を作るのもいいでしょう。野菜中心の食事も大事です。体にいいサプリメントもたくさんあります。しかし、私が思うに、これらは消極的な養生です。養生を語るには、もっと生命の本質に迫る必要があります。生命を正しく養うことこそ、養生だからです。
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ところでグローバル化の進展の中で、最も話題になるのは語学である。社内の公用語を英語にするとか、「課長にはTOEICのスコアで最低650点以上を求める」といったことが伝えられている。語学に自信のない人間はますます身を縮めなければならない世の中になったようである。
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『取り持ち女』という奇妙な名前で呼ばれているこの絵はフェルメール作品の中でもかなり大きい。取り持ち女とは、この絵のいちばん奥手に顔だけが描かれている地味な印象の、しかし抜け目のない表情の人物である。黄色い服を着て白いヴェールを被った娼婦と、赤い服の客のあいだを取り持つ女。客の手はすでに娼婦の胸にのびている。しかし、取り持ち女はおこたりなく、客が娼婦の手のひらの上に金貨を落とす、まさにその瞬間を見届けようとだけしている。
福岡伸一『フェルメール 光の王国』木楽舎2011年
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書籍や古文書、手紙類など、文献上の直接的な証拠は何も見出されていないものの、画家ヨハネス・フェルメールと、光学顕微鏡の先駆者、アントニ・ファン・レーウェンフックとのあいだには生前、何らかの実質的な交友関係があったのではないかという憶測に、私は大いに興味をそそられる。
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慎太郎 医学の「常識」でひどい目にあったのは、数年前に高血圧で降圧剤を処方されたときのことだな。眼精疲労がひどくなって、眼科の名医に診てもらったら、「目の奥の神経はただでさえ血が通りにくいのに、血圧を下げすぎて血行を阻害している」と診断された。言われた通りに降圧剤の服用を中止したら、あっという間に症状が消えてしまったね。
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結實 人間にはさまざまな臓器がありますが、最大の臓器である肝臓が一キロ程度。体重の五十分の一ぐらいです。ところが、人間にはもっと大きな器官があって、それが筋肉なのです。
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例えばオヤジは母が麻雀や株をやることをすごく嫌がってました。それで母も普段は、オヤジの前ではそんな素振りは見せないんですが、何かの拍子にそれが発覚して、オヤジが文句を言うと、それこそ母は「そんなこと言うなら、私が株をやらずにすむように、ちゃんと面倒みなさい」と、すごい剣幕で、言い返すわけです。こう出られると、オヤジもぐっと詰まっちゃう。
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日本で医療被曝の危険性に対してあまりにも無関心であることを、ヨーロッパの学者などが疑問に感じています。そこには「広島や長崎で放射能の脅威を経験した日本がなぜ、放射能に対してそれほど無防備なのか」という意識もあります。
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一般の人にはわかりにくいと思いますが、医師会は医者にとってはとても大きな存在です。例えば、健康診断や予防接種など、本来は保健所などを利用して行政が行うべきサービスを、日本では医師会に委託しているのです。だから、医者が医師会に入っていないと、健康診断や予防接種などを実施できません。これだけでも、医者にとっては、かなりの減収になってしまう。一般の診療に来ている患者さんも、そこで予防接種などが受けられないとなると、別の病院へ移って行ってしまいます。
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放射線の専門家たちの多くはICRP(国際放射線防護委員会)の勧告や基準だけを金科玉条のようにしている。低線量被曝の害について報告している論文や書物は避けて、読んでいないと思います。そのような専門家たちが、いま「安全だ」と主張し、新たな「安全神話」が作られようとしているのだと思います。
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佐藤 高慢で気取っているだけで、もちろんビジネスの使い物にならないから。それと、外交官の語学力が急速に落ちている。一度一斉試験をやって、外務官僚の等級ごとにTOEFLのの平均点を出してみればいいと思う。入省直後600点、10年目570点、大使クラス540点という具合に具体的な点数を出せばいいんです。
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動物は本能にのみつき動かされる生き物だとする考えは、科学者のあいだに根強くある。刺激に反応するだけの生き物だ、というのである。
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科学者と呼ばれる人種は一般に、ヒト以外の動物もまた気まずいだの恥ずかしいだの、その種のことを感じている、とは言いたがらない。実験や科学的手法によって証明するのがきわめてむずかしいからだ。
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単なる排泄行為や物としての便の話をするときは、生物学者は「ウンチ(poop)」という科学用語を好んで使う。
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だが、研究者を虜にするのは、見た目の華やかさではなく、メンフクロウに備わった個性のほうだ。カルテクでも、研究員は、めいめい受け持つメンフクロウに、いつしか思いを募らせて首ったけの体になる。
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しかし、テレビのコメンテーター文化人を元祖公共知識人のソクラテスやソフィスト、テレビ文化人の大学教授への転身をダニエル・ベルになぞらえるのは、もちろん笑止というほかはない。ワイドショーのコメンテーターや元スポーツ選手のまじめくさった顔つきでの経済問題へのチープなコメントなどは論外としても、「政治的適切さ」コードを上まわる「テレビ的適切さ」に沿って、いわずもがなの解説をするニュースキャスターやテレビ慣れした専門家の発言も同類である。
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明治22年に東海道線が開通、明治24年には東北線が開通し、わずか30年余りで鉄道網は北海道から九州まで7000kmを突破した。
江戸の封建社会を支えていた流域の地形は、蒸気機関の鉄道によって横に串刺しにされた。地形をあっさり超えてしまう蒸気機関車を目の当たりにした人々は、自分たちを流域に閉じ込めておく時代の終わりを悟った。地方の人材と資金が鉄道に乗って、東京へ、東京へと集中した行った。
日本人は流域の水で生き、流域の中で物をリサイクルさせる循環文明に別れを告げ、化石エネルギーで外へ外へと膨張する大量消費の近代文明に突入していった。
日本の近代化とは、流域社会の崩壊のプロセスでもあった。
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京都大学でイタリア文学を学んだ小松がどうしてここまで科学技術に精通しているのか。おそらくは徹底的に勉強したのだろう、『日本沈没』の執筆には九年もの月日を要している。そうやって学問的な基礎をしっかりふまえた上で自身の仮説も投じ、説得力のある、実に不穏な日本に近未来を描いたのだ。
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吉成 アカマイ・テクノロジーズの名前は、まだ一般的にはなじみがうすいのですが、アカマイ社が一体どのような仕事をしているのか、なぜ大変な急成長を遂げているのか、簡単に説明していただけますか。
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吉成 インターネットの将来はどうなっていくのでしょう。また、ソーシャル・ネットワークが盛んですが、はたして安全なのか。その方向に向かう社会の動きはもう止められないのでしょうか。
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福岡 カロリー計算でさえ、私にいわせれば、机上の空論です。炭水化物、脂質、たんぱく質をそれぞれどのくらい使っているか、その大まかなグラム数が材料からわかるので、それに炭水化物だったら四キロカロリーを脂質だったら九キロカロリーを、たんぱく質なら四キロカロリーを掛け算して、その数字を足し合わせているだけですからね。確かに理論上すべての食品はカロリー換算できるのでですが、食べものは私たちが食べたら全部カロリーになって、運動や体温維持や細胞の代謝に使われて消えてしまうかというと、そうじゃない。食べたものの半分以上の物質は、私たちの体そのものに成り代わっていくんです。
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