浮草稼業
芸能人は、一般人に比べてトラブルに巻き込まれる機会が多い。その時に暴力団を頼りにしてしまい、実際に頼る頻度も高くなる。やくざ映画に出る俳優は、やくざの所作や文化を勉強するために近づくこともあるだろう。ともに自己顕示欲が強く、「浮草稼業」で刹那的になりがちな点などは、芸能人とやくざに共通している。
吉本興業など大手の芸能プロダクションは、コンプライアンス(法令順守)の観点から、契約時に暴力団との関係をただすなどの取り組みを始めている。しかし、それも表向きだけで実質的に手を切らせるような仕組みになってはいない。やくざとかかわりを持つこと自体が「アウト」だという時代に変化していることに早く気付くべきだ。
溝口敦談/「町の顔役の組長と紳助さんがダブって見える」『サンデー毎日2011.9.11』
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