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2011.01.07

8日目の夜明けのことです

私が最初にナイティンゲールの話を聞いたのは、この威厳ある人々のうちの一人からだった。

 彼が私に話したところによると、この鳥は、死が彼らを分かつまで、生涯夫婦であり続けるのだそうである。繁殖期が終わると、彼らは別々に遠い国へ旅立つ。翌春、大体4月の中旬頃、帰って来て、尽きることのない互いへの愛を忠実に守り、彼らが最初に婚約の契りを結んだ神聖な場所での再会の約束を果たすのだそうである。まず雄が最初に帰り、愛するものの帰宅に向けて準備を整える。そして七日間の間、恋歌の鍛錬に励む。八日目の夜明け(復活の日、と、その老人は重々しく意味ありげに付け加えた)に、彼の伴侶が現れる。すると彼は、我らが人類の母なるイヴの、ふさふさした黄金の髪を太陽が最初に照らして以来、人間や鳥たちが歌ってきたのと同じように、彼女に向かって愛の歌を捧げるのだ。

 この鳥の話以上に素晴らしいロマンスを、歴史上でも文学作品としてでも、記すことが可能だろうか。

クレア・キップス『ある小さなスズメの記録』文藝春秋2010年

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