3匹目
「私が噛み煙草を噛みながら、あるいは百花香の香水や酢酸を数滴たらした脱脂綿を口に含んで息を吹きかけても、同じように無関心だった」
(ダーウィンは、科学の実験道具として、自分の口を使うことを全然ためらわなかった。若いころ、甲虫の採取に出かけたときのこと。右手も左手も甲虫でふさがっているのに、もっと珍しい甲虫が手の届くところに現れた。3匹目を捕まえようとして、1匹をひょいと口に入れたことが、新しい科学的発見をもたらした。口に入れた甲虫が、狭い場所に閉じ込められて、不快な液体を放出したのだ)。
エイミィ・ステュワート『ミミズの話』飛鳥新社2010年
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