傷口は乾燥させていいの?
Q4/すり傷や切り傷は、消毒後、乾燥させたほうが治りは早い?
膝をすりむいたら消毒液を塗るー。ケガに備え、どの家庭でも1本は消毒液を常備しているに違いない。しかし、その考え方もいまや現代医学においては「非常識」だというのだから、驚きだ。石岡第一病院・傷の治療センター(茨城県石岡市)の夏井睦医師が解説する。
「消毒液はバイ菌を殺す薬と考えられていますが、実は人間の細胞も殺します。つまり、自然治癒力を持った細胞まで死んでしまうため、消毒すると傷の治りが遅くなる。したがって消毒するのではなく、大量の水で洗って最近を除去するだけで十分なのです」
さらに、乾かすと傷口の細胞や組織が死滅する。人間の細胞や組織は乾燥にきわめて弱いとされ、これは、人が水を飲まなければ死んでしまうのと同じだ。
「食品包装用ラップのようなものを巻いて乾燥を防いだほうが、傷はより早く、きれいに治るのです」(夏井医師)
間違いだらけの「家庭の医学」『週刊現代2010.9.4』
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