公務員という身分
明治維新が画期的だったのは「版籍奉還」を行い、武士の身分制度をやめ公務員を"職業"にしたことです。次に、「新通貨令」「廃藩置県」と順にやった。今は版籍奉還、つまり公務員を"身分"から"職業"にすべきなのです。彼らはこう言います。
「先生は公務員を"職業"だと思っているのではないですか。私たちは"身分"なんですよ。先生は『公務員は知識、技術、意欲が必要で適任者を選ぶべきだ』と言うが、適任者を選ぶのは"職業"ですよ。私たちは"身分"なのだから、能力がないからクビや降格ということはないし、外から能力のある人を入れることもしません」
この意識は官僚には絶対の常識であり正義です。
堺屋太一が見たこの国の未来/「衆参ねじれで生じた『大政翼賛』の危機」『週刊朝日2010.7.23』
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