身体から吹き出す水
二週間の間、毎朝九時になると拷問室に連れて行かれた。
水を無理矢理飲まされると腹が膨れあがってひどく苦しい。もうそれ以上水が入らなくなると、日本兵は私の腹の上に板を載せてその上に飛び乗る。水は口から、鼻から、耳から、吹き出す。これを二週間、毎日やられたのだ。
私は小さな部屋に他の四十人ほどの囚人と一緒に入れられた。他の囚人は本物の共産ゲリラだったらしい。毎朝、彼らも拷問室に連れて行かれるが、帰ってくるのは二人に一人だけ。帰って来ない者は庭で首をはねられたのだ。
雁屋哲『日本人の誇り』飛鳥新社1995年
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