女子学生、卒5年後の体重内訳
ある大学で、女子学生が卒業後5年間に、どのような身体の変化を示すかを調査したことがあります。その結果、卒業時の22歳から、社会人として5年を過ごした27歳までの間に、平均体重は2kg減ったそうです。一見良好に痩せているようですが、その内訳が問題です。
除脂肪量といって、体重から体脂肪量を引いた部分、すなわち筋肉、骨、内臓などの総量が平均で5kg減り、逆に体脂肪量は平均で3kg増えていたというのです。
結果的に約2kgの体重減となりますが、これでは、体重は減っているのに、見た目が悪くなるばかりか、将来的に肥満になったり、生活習慣病になったりする素地を作っているようなものと言えます。その背景には、行きすぎたダイエットブームや、無理なダイエット法の氾濫があるものと思われます。こうした傾向が、十分な栄養や運動が必要な成長期の世代まで広がっているとすると大変な事態です。
石井直方『痩筋力』学研新書2010年
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