計3回
僕は一度も会ったことのない人の葬儀に行ったことがありますが、失礼は承知で、「これって何の意味があるのかな?」と考え込んでしまいました。だから、自分が死んだときは、格式張った派手な葬儀なんて考えられない。でも葬儀をどう行うかは、人それぞれの自由です。
『谷間に三つの鐘が鳴る』というアメリカのヒット曲があります。生まれたとき、結婚したとき、死んだとき、計3回、教会の鐘が鳴るというわけです。僕は、人を語るときは、「いつ生まれたか」「何をしたか」「いつ死んだか」の3つだけでいいと思っている。そんなありふれたことについて、生きているうちに仰々しく語る必要はないのです。
向井万起男(病理学者・62歳)最小限の人を選んで葬儀を知らせるのが唯一の遺書『週刊現代2010.6.26』
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