トルフシュピッツ犬
新旧両石器時代の境目ごろ、最初の家畜として、トルフシュピッツ犬があらわれてくる。これは明らかにジャッカルの血をひいた、半家畜化されたイヌであった。このイヌの骨が発見された北西ヨーロッパには、そのころすでに、ジャッカルはいなくなっていたと思われるし、いっぽう、トルフシュピッツにはいろいろな面での家畜化のしるしがもうかなりたくささんみられるので、石器時代の湖上住居生活者たちが彼らのイヌをはるばるバルト海沿岸まで家畜として連れていったことは疑いがない。
コンラート・ローレンツ『ソロモンの指環』早川書房1998年
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