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2007.01.25

下ネタ博士第1号

性に対する意識は、戦後大きく変わった。東大でオナニーの研究をして博士になった人がいる。(中略)赤川さんは、明治から現代まで、オナニーをめぐる言説を調べ、「オナニー有害論」が「オナニー必要論」に変わっていく過程を跡付けた。

 ちなみに、赤川さんの修士論文のテーマは、ポルノグラフィ。「おかず」の研究で修士になり、「おかず」を食べる研究で博士になったわけである。その研究動機を尋ねた。
「20歳そこそこのとき、アダルトビデオが出始めた。非常に好きで、よく見ていた」
 ここまでは読者も想定内だろう。
「一方、フェミニズムが社会学の世界にどんどん入ってきて、ポルノフラフィは女性に対する差別・暴力だという。それを見ているお前は何なんだと。しかし、女性に相手にされないから見ているのであって、そう言われてもぴんとこない。それを見ることで自分をどう男として構成するのか、ということを考えたいな、と」
 それが社会学になるのかと批判もあったが、好きなことをやって、「下ネタ博士第1号」(上野千鶴子さん命名)の栄に輝く。

著者からのメッセージ/赤川学さん 「構築主義を再構築する」『読売ウイークリー2007.2.4』

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