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2006.11.30

涙は気圧計

四十代後半にさしかかったこの女性が、彼の患者となって二か月になる。これまでセッション中に何度か涙を浮かべても、実際に泣き出すことはなかった。

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2006.11.29

精神の指紋

「ぼくに言わせれば、筆跡は人間の一部だ。ユーモアのセンスや想像力と同じでね。考えてみると、これは人間が死を乗り越えるひとつの方法かもしれない。文字は何百年も、何千年も残る。われわれが不死を得られるとしたら、そういうことなんじゃないか」

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2006.11.28

突然死につながる血栓

空港に降り立った乗客の死によって社会的に知られるようになったエコノミークラス症候群。二〇〇〇年に、シドニー五輪を観戦した英国人女性がロンドン到着後に死亡したことをきっかけにこの名称が広まったが、本態は肺血栓塞栓症という病気だ。その後、長距離バスの乗客やタクシー運転手、あるいは災害被災地の車中生活者などが亡くなったことはニュースでご存知だろう。

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桜が咲いています

これから冬を迎えるというのに、「桜が開花した」との情報が、九州地方を中心に寄せられている。例年にないポカポカ陽気で、十一月中旬を過ぎてもなかなか寒くならない今年。地球温暖化の影響が、ついに桜前線にまで及んだか! と気象庁に疑問をぶつけてみると、「いえ、直接的な原因は、気温ではないんです。不時現象というものです」との答えが返ってきた。不時現象とは花が季節はずれに咲くことをいうらしいのだが、一体どんな現象なのか?

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2006.11.27

63㌔をどう思いますか?

インドの航空会社が先ごろ、客室乗務員11名に自宅待機を命じた。

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早打ち記録

携帯メールの早打ちの世界記録をシンガポールの学生が樹立した。

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2006.11.26

十代の性と地方危機

都道府県別の人口千人当たり未成年中絶実施率(二〇〇四年度)は、地方の危機的状況を反映している。東京都は七・五で、全国平均の一〇・五を大きく下回る。周辺では神奈川県が八・四、千葉県が七・三、埼玉県が九・ニ。いずれも全国平均に及ばない。
 中絶率のトップは鳥取県の一九・〇で東京の二・五倍以上の比率だ。以下、福島県(一七・七)、福岡県(一七・ニ)、北海道(一六・九)、高知県(一六・七)と続く。

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2006.11.25

20人との握手

「諸君の上司にはバカがいるかもしれん。意見を理解してもらえないときは、遠慮なく大臣室に駆け込め。オレが聞いてやる」

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抗議の自殺が成立しない今

せめて自殺する子を思いとどまらせることはできないか。彼らにおいて、自殺は逃避ではなく抗議の手段である。私はいじめられていました、いじめた子は誰と誰です、私は死をもって抗議します。言外にあるのは当然、私の死によって君たちは永久に罰を負え。

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2006.11.24

大変貌の15年

オリンピックのための公共事業で、東京はさらに変貌した。道路がいたるところで掘り起こされ、地下鉄が建設された。64年9月に、IMF・世銀総会が竣工直後のホテルオークラ、ホテルニューオータニ、ヒルトンホテル(現キャピトル東急ホテル)で開催された。都心に高速道路が走り、暫くして都電が消えた。

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他人の顔をみるのが嫌なとき

将軍綱吉は、評判の悪い「生類憐みの令」を発布し、腹をたてた庶民は犬公方と呼んで憎んだ。仙台藩主伊達綱村が将軍綱吉に拝謁したときの心境をこう語っている。

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涙の成分

「手紙の原本には、いくつか染みが残っていた」ライムが説明した。

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2006.11.23

父がいじましく見えたとき

松平 俳優座の「三屋清左衛門残日録」公演のパンフレットに展子さんが書かれた、藤沢さんの最期の入院中の姿も感動的でした。小説の中の「いよいよ死ぬるそのときまでは、人間はあたえられた命をいとおしみ、力を尽くして生き抜かねばならぬ」という言葉そのものだったと。

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2006.11.22

警察犬

警察犬はたいがいジャーマンシェパードかマリノワだ。爆弾処理にはラプラドールレトリヴァーが使われる。

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幻肢痛

ちっちゃなメッセンジャーたちは、果たして無事に目的地に着き、指を曲げさせることができるだろうか。もしできたら、それは走り幅跳びの世界記録を出すような偉業だ。あるいはメッセンジャー団は、死んだ神経線維の行き止まりで、急ブレーキを強いられるだろうか。

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2006.11.21

解剖学の発生

解剖学では、ヒトの死体を解剖する。そもそもヒトは、なぜこんな変なことを始めたのか。

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2006.11.20

乳母車グループ

ハーレムの十代の少女は、大きく二つのグループに分類でき、その境界線は、一つのイメージによって定義される――乳母車だ。

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2006.11.19

アジアの嫁探し

世界的には、生物学的な法則――女児一〇〇人に対して男児一〇五人の出生数は――驚くほど規則的に機能している。男女の隔たりはいつも極めて少なく、もっとも少ないルワンダでは一〇〇人の女児に対して男児の出生数は一〇一人、そしてアジアを除けばもっとも隔たりの大きいスリナムでも、一〇八人の男児の出生数である。ところがアジア諸国には、まったく別の現実がある。

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2006.11.18

ゆるやかな相関

サックスが足跡の静電画像を取り出した。靴底はすり減っている。つまり履き古した靴だということだ。

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2006.11.17

システムの裏に事件あり

「メールオーダー花嫁」(通信販売花嫁)をご存知だろうか。90年代、欧米先進国ではカタログやネットで花嫁を紹介する新しいビジネスが生まれた。今ではネット上の結婚斡旋所を訪れると、さまざまな地域の女性の容姿や年齢をはじめ、身長、学歴、英語力、タバコや酒といった嗜好などもたやすくチェックできる。結婚を望む男性は手紙やメールを通じて交際を初め、最終的には男性が女性の国を訪れ、求婚にいたるのが一般的だという。「花嫁」の大半は旧ソ連やアジア、南米の女性たちである。

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2006.11.16

おんな市

ショッキングな潜入ルポがある。「おんな市」――レディース・ローンの債務が払えなくなった女性たちを風俗店のオーナーたちがセリ落としている。入札した業者が、借金総額ごと買い取る仕組みだという。

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機能的電気刺激

バイクを漕ぎ続けた。ライムの筋肉がバイクに動力を与えているのは確かだが、このエクササイズと、ゴールド・ジムでエアロバイクを漕ぐのとの間には、一つ大きな違いがある。

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2006.11.15

事実の重さ

警察官――パトロール警官には、銃を隠し持った人物を見ればそうとわかる第六感が自然に備わるものだ。

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自分のことが自分でできないのです

――自分のことは自分でやりなさい。

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2006.11.14

離婚の原因

部屋の隅でこの膨大なコレクションをどう処理しようかと考えていると、部屋の中に依頼人である奥さまが二十代半ばくらいの娘さんを伴って入ってきました。最初は外で待っているとおっしゃっていたのですが、気が変わったのでしょう。

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2006.11.13

原子化する医者

浅野 ただ、やはり佐久病院は特殊ではないでしょうか。色平さんたちが対価を求めずにまさにボランティアとして犠牲を払いながらやっていることについて、日本中の医療従事者に同じようなパフォーマンスを期待することができるかどうかは疑問です。医療従事者の意識や姿勢の問題として。

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2006.11.12

脳の限界

「99・9%は仮説」で、竹内さんは、科学と数学の違いについても論じた。数学は証明することができるが、科学は反証される可能性が残っている仮説だ、と。

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2006.11.11

永久の眠りは故郷の土で

アイルランドの起業家が、母国の土に骨を埋めたいと願うアイルランド系アメリカ人に母国の土を売る商売を始めた。

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2006.11.10

死体の値段高騰中

中国の北部には、死後の結婚という風習がある。

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他人の靴の履き心地

カイルは映画出演の際、女優ソンドラ・ロックから演技指導を受けた。彼女はクリントと恋愛関係にあり、その愛人関係が原因で父と母は別居して84年に離婚した。ゴシップ誌によれば、クリントが妻でカイルの母、マギーに支払った慰謝料は2800万ドルという。

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2006.11.09

一神教の根底

――サハラやナイルを長く旅して感じられたのはどんなことでしたか?

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麦畑

小学二年生になる直前の春に、私の一家は中野区江古田という所の2DKのアパートへ引越しをした。中野は今でこそかつての真砂町のようなコンクリートの町であるが、当時はろくに舗装もされていなかった。雨が降ると、車が止まるほどのぬかるみとなり、その横を馬車が肥え桶を積んでゆっくり通過した。妙正寺川の土手にはつくしが生えタンポポが咲いていた。そんな風景を私は初めて見た。

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2006.11.08

人生の成熟度

仏像を鑑賞するために必要とされる精神年齢は高い。

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ミリメシ(軍隊食)

いずれにしても、戦争とは文化の衝突であり、戦争での食事にも、その国の食文化が色濃く反映される。本書はアメリカ軍、カナダ軍、韓国軍、オーストラリア群、そして日本の自衛隊など世界各国の軍隊の給食(本書ではミリメシと呼ぶ)がオールカラーの豊富な写真でググッと迫ってくる。

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2006.11.07

背伸び

藤沢さんの絶筆となった『漆の実のみのる国』の最後の生原稿の写真が掲載されていました。私はその原稿用紙を見て、比喩ではなしに、本当に背筋が伸びました。なぜかといえば、藤沢さんがお使いになっていたその原稿用紙は市販のコクヨの原稿用紙だったのです。

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2006.11.06

NHKアーカイブス

最近気づいたのだが、夜中にヘンなものを見る。(中略)
私は最近、意識してそれを見るようにしている。サンプルをたくさん集めて、いったい何なのか見極めたい。

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日本で必ず仕入れる食材

阿川 これからおやりになりたいことは何ですか。
穐吉 あたくしはいつも少し進化していたいんですけど。必ずしも進歩はできないけども、少なくてもその努力はする。それから、この曲を自分のものにするという作業がたくさんありますから、やることはたくさんあるんです。エネルギーがもうちょっとあったらいいなと思いますね。

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2006.11.05

日本語がうまい理由

彼らの日本語がみるみる上達する理由は、
●「並外れたハングリー精神」に加えて、
●「365日24時間日本語漬けの生活」
という二つになろうか。
だが、待てよ。ここまで取材してきて、ふと立ちとまった。(中略)
そのくらいのことなら実は取材前から見当がついていた。
この疑問に答えてくれたのが、元関脇・寺尾の錣山(しころやま)親方だった。「実はもう一つあるんです。外国人力士の日本語が特別に上達する大きな理由が」

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2006.11.04

シニイクカクゴ

小出監督が私の声を褒めてくださって、小出さんは、人をのせたり褒めるのが上手なんです。選手にも「いいね、いいね」、「最高、最高」としか言わないんですよ。私の解説も、「増田さんの解説、いいね」と言ってくださるんです。「どこがいいんですか」と聞いたら、「あなた、中身はともかく声がいい」と(笑)。

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2006.11.03

核実験余波

韓国では10月半ば以後、コンドームの利用が急増している。

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2006.11.02

フード・マイレイジ

最近のイギリスでは折に触れて耳にする言葉にFood Mileage(フード・マイレイジ)というのがあるが、日本ではどうなのだろう。ちょっと考えれば分かるようにこれは空の旅の都度、航空会社がおまけにつけてくれるAir Mileage(エア・マイレイジ)をもじったものだ。

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2006.11.01

風邪の前駆症状

僕の研究によると・・・・・・

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