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2006.07.01

「一対一」から逃げ続けた日本代表

「サヨナラ」と「アリガト」という単語を知っているだけで「俺は日本語ができる」と胸を張る外国人は珍しくない。だが、日本人は外国人に話しかけられると「アイ・キャント・スピーク・イングリッシュ」と答える人が少なくない国民である。できることに目を向ける民族と、できないこと、ミスを恐れる国民――。

 日本代表の選手達が信じられないほど「ツヴァイ・カンプ(二人の戦い・一対一)」をさけ続けた根底には、ドリブルをしかけて失敗する恐怖があったのではないか。そしてその恐怖は、文法上のミスを気にしすぎるがあまり外国語を口にしない日本人のメンタリティと同種のものではないか。
 一朝一夕でカタがつく問題ではない。

金子達仁/中田英寿「血みどろの涙」を無にするな『週刊文春2006.7.6』

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