食の乱れは国の乱れ
消費者は、見た目が綺麗で安くないと買わない現実がある。「添加物商品を選んできたのは、他ならぬ消費者なのだから、消費者が被害者だとは思わない」と安部氏は苦言を呈した。
私だって、コンビニのサンドイッチを食べるときもありますよ。時間がないときにはやはり便利。添加物は単なる悪者ではありません。間違いなくその恩恵を私たちは受けています。影の部分があれば間違いなく光の部分もある。だから「添加物は敵だ!」なんて言うのはナンセンスです。
だからといって、長時間にわたり大量に摂取していいのか。添加物のおかげで食品を安く便利に手に入れる代わりに、われわれは何を失っているのか。そんな考えをまとめて文字にするにはとても時間がかかりました。(中略)
結局、声を大にして言いたいのは、「食の乱れは国の乱れ」ということです。添加物まみれの出来合いのお惣菜や、インスタント食品ばかり食べていると、味覚はおかしくなる。添加物の多い食品は味が濃いので、特に子供はそれに慣れると手作りの料理は、味が薄くてまずいとしか思えなくなるんです。
食卓にたくさん並んでいても色鮮やかでも、添加物料理ばかり食べている家庭の食事は、みすぼらしいと思います。それは「虚食」ではないでしょうか。お母さんやお父さんが真っ当な食材で、時間をかけて作って食べさせてやる。子供と一緒に料理すればなおいい。基本的なことが、子供に食べ物の大切さ、命の大切さを教え、未来の日本をつくっていくのだと言いたい。
安部司さんが語る「食品添加物大国ニッポンのカラクリ」『週刊朝日2006.4.28』
| 固定リンク
« 1年で4キロ | トップページ | 生活観のある笑顔 »
「健康」カテゴリの記事
- ミトコンドリアの鍛え方(2012.05.21)
- 食べたものは全部カロリーになるのか?(2011.12.01)
- 安全地帯を通過する密航者(2011.08.07)
- 放射能とは?(2011.05.31)
- 子どもたちの消えた夏(2011.05.29)













コメント