トンカツにひらめじゃ
給料はないけれど、お金は使わないですむ。新聞、テレビも一切ない。閉鎖的かつ禁欲的に、19歳から30歳までの11年間を、鬼太鼓座で過ごしました。
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給料はないけれど、お金は使わないですむ。新聞、テレビも一切ない。閉鎖的かつ禁欲的に、19歳から30歳までの11年間を、鬼太鼓座で過ごしました。
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ぼくは、今、自分を老人医学の一症例として、研究することに、生きる意味を見出している。なにしろ今の老人医学は、実験医学に傾きすぎている。その原因は、大学で老人医学を専門にする学者が、定年が障碍になって自分が本当に老人になる頃、大学を去らねばならぬところにあると睨んでいる。だから、老いを体験したことのない若い連中が、老人医学を担うことになる。当然、病理学あるいは生理学的な実験理論にこだわりすぎの老人医学になってしまう。これでは、これから老いる人間に、具体的な助言ができない。
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子どもがいじめられて自殺したような場合、それは親が自殺したというのと同じです。つまり、親の代わりに子どもが自殺したのだと思えば、それが一番真実に近いのです。
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九州で養殖したウナギやエスカルゴを消費地の都会へ輸送する時、餌を食べさせると途中死ぬのが多いのだそうだ。輸送中及びその二~三日前から断食させると、元気に目的地に到着する由。
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おとなしい「いじめられっ子」が感受性が強く、粗暴な「いじめっ子」が鈍感であるということなのではありません。「いじめっ子」もまた、繊細な心をもっています。いじめとは、傷ついている子ども同士の間でおこる出来事なのです。
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「僕、言うならばニートの先駆けだったんですよ(笑)。高校を卒業してしばらくの間は、とにかく遊び暮らしていた。5人兄弟だし、両親とも働いていたから、監視の目もあまり行き届かなかったんですよね。実家にクルマがあったのをいいことに、友だちと海に行ったり、ディスコ全盛の時代ですから踊りに出かけたりする毎日だった。親父が亡くなってなかったら、いまだに働いていなかったかもしれない」
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恋愛について言えば、ひきこもりの人は不利ではないか、損するんじゃないかということは、ある程度は言えるかもしれません。でも、本質的なところでは、そう変わらないのではなかいというのがぼくの考えです。
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優れた本というものは、素敵な一行の書き出しで始まる。そんな一行と邂逅した時は至福を体全体に感じる。そういう本は全てと断言してもいいと思うが、生から死へと向かって突き進むものだ。そして読了した人間は残された死を直視するかわりに、生きる勇気を宝石のように与えられるのである。たとえば深沢七郎の『楢山節考』のように。
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引きこもりが生み出すものについて考えてみます。一人になって自分と向き合う長い時間をもつことが何をもたらすのかについて、「第二の言語」という考え方にもとづいて、説明しようと思います。
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世の中には2種類の人間がいる。「内在系」と「超越系」だ。毎日平穏無事に生きられれば満足するのが「内在系」。日常だけでは窒息するのが「超越系」。どの世代にも「超越系」がいて、独自の「非日常ゲーム」を見つけようとしてきた。
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甲野 しかし、いざ自分でもやってみようということになると、武術に対して私のようなアプローチをしている道場とかはほとんどないわけです。ふつうはどうしても、大学の剣道部とか、何々連盟とかになる。すると、さっき申し上げたような、軍隊式の一律訓練、根性に逆もどりしてしまうんですね。しごきの問題なんかも、相変わらずあるようですし。
武術における精神と言うのは、精妙な身体運用の法を追求していくうちに、不離の関係としておのずと身についてくるものであって、精神とか根性のほうから身体に入っていくというのは話が逆になるんだと思います。
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理性で判断すると「バカバカしい」「不道徳だ」「つまらないのではないか」と、自我は勝手に断片たるべき内容を排除してしまう。「勝手に検閲する危険をはらんでいる」という。この「自我の検閲」を取り払うことが、断片をアイデアの原材料にする第一条件というわけだ。
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赤瀬川 いい加減さ。ゆっくり、しばらく放っとく。一種の曖昧さですね。
東海林 一足す一は二以外は無いよ、と言わないで。
赤瀬川 「ビールを二本ぐらい」と言うでしょう。あの「ぐらい」をコンピュータに導入する。
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阿川 安藤さん、このところ爆発してらっしゃいますね。表参道ヒルズ、直島の新しい木造のホテル、千葉と大阪の「さくら広場」と、手がけたものが続々とオープンして。
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かねがね、ぼくは民主党の<若手>と称する人間の一部は小泉自民党の別働隊ではないか、と推理していたのだが、この代表という人物はどうもそうらしい。
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「選手は、いつかはサッカーに捨てられる。でも僕は自分からサッカーを捨てようと思っていたんです」
それは少年時代の強烈な体験によって培われた固い決意であり、人生観だった。
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国正 私は当時朝日新聞で、大平内閣の官邸長をやっていました。大平さんは最後に福田さんと直接対決したのですが、福田さんはあくまで「君、辞めろ」と迫りました。大平さんが「辞めろというのは、死ぬということか?」と聞くと、福田さんは「そうだ」と。このやりとりは自民党史に残る名セリフとして記憶されていますが、政治家が発する「死」という言葉を、中曽根さんはどう受け止めますか。
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「なるべく細く、同じ太さになるようにするんです」。佐藤サクさん(78)は中指の爪の先に青苧(あおそ)と呼ばれる繊維を乗せ、裂いていく。一本一本が髪の毛ほどの太さになるまで、作業は続く。
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阿川 高杉さんが企業のトップや社員の方たちに取材なさるようになって、もう三十年近いですよね。最近、時代が変わってきたと実感なさることはありますか。
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禅の系譜をひもとくと、釈迦の死後、文字に残されないその教えは、金波羅華によって悟りを得た摩訶迦葉から弟子へと伝えられ、6世紀初頭、釈迦から数えて28代祖師として「菩提達磨」が現れる。
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林 私、けっこう肌に自信があったんですけど、この前、皮膚科に行ってマイクロスコープで見てもらったら、色素沈着しちゃってたんです。「手のかけすぎです」って。今まで一生懸命やってきたことがアダになってるってショックでした。
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日本人はなぜ『ファーブル昆虫記』が好きなのでしょうか。地元フランスではほとんど知られていないと聞きます。(三七歳、男)
―― フランス文学はで昆虫研究家、そして『ファーブル昆虫記』の翻訳でも有名な、奥本大三郎曰く、「一般のフランス人は、中国人と共に、恐るべき"昆虫オンチ"」で、「子供がトンボ採りをしないとか、クワガタムシ、セミにまるで興味を示さないところは、私などにはまったく不思議でさえある」(『虫の春秋』集英社文庫より)。
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<かりに女房に先立たれたらどうなるか、をずいぶん前から考えており、そのための対策もおさおさおこたりなく練ってきたつもりである>
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十七歳から十九歳まで、私は米国マサチューセッツ州ケムブリッジ市のヤングさん一家の下宿人だった。女主人は離婚していて、三人の子供、実母、それに下宿人の私をいれると六人世帯で、三室のアパートに暮らした。女主人のマリアンは、「あなたを誇りに思う」(I am proud of you.)と私に言うことがよくあった。私は子供のときから、そういう言いまわしに会ったことがない。おどろいた。
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倒産寸前で手にした「自然な音」。オーディオマニアとしても知られるマイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、来日の際、試作品を聴いて言った。「7千万円かかった自宅のシステムよりいい音がする」
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エブリン・グレニーはスコットランド出身。8歳から耳に異変を感じ始め、12歳でほとんど聴力を失った。中学は医師に特殊学級を勧められ、一人では「何もできない」と宣告された。が、父は娘を「今まで通り好きなことをやらせる」と突っぱねた。ピアノやパーカッションなど音楽が大好きだった彼女はやがて、イギリスでは最高の「王立音楽院」へ入学。クラシック音楽シーンへデビューを果たした。1988年、2001年には、米国のグラミー賞にも輝いている。
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――そういうの、不思議なことに料理って全部表現されちゃうんですよね。やっぱり吉本さんも、ご自分で作っていらした三年間の実績があるからおわかりになる。
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最近は日本の男性も、エンゲージリング(engage ring)をはめているほうが一般的になってきた。以前は結婚指輪をはめていると、もてないといわれたものだが、最近ではそんなことはおかまいなしという時代になったということだろうか。
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林 感動的でしたよ。ずっと欽ちゃんを支えてくれた年上の女性が、欽ちゃんが売れはじめたころ、「私は邪魔になるから」って姿を消しちゃって、それを捜し出したんですよね。
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「ラスト・エンペラー」の舞台になったお城の名前をご記憶だろうか? その名も「紫禁城」。なぜ、「紫を禁じる」という言葉が、城名として選ばれたのだろうか?
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私はこの絵をヴィンセント・ヴァン・ゴッホに紹介された。もちろんゴッホに面識はないが、ゴッホの画集の中ではじめてこの絵を見せられたのだ。そのときはこの梅屋敷の風景そのものよりも、その風景の両側にゴッホが書いていたたどたどしい漢字がやけに目についた。
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ゴルバチョフは、最初、反アルコールキャンペーンを始めとする規律強化政策を行います。ところが、この反アルコール・キャンペーンは、その翌年あたりから大変深刻な状況になるんです。その後、一九八八年だったか、「ソ連共産党中央委員会通報」という雑誌の中に、「反アルコール・キャンペーンの行き過ぎについて」ということが書いてありました。それを見ると、このキャンペーン失敗の原因や経緯がよくわかります。
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阿川 私、ワシントンD.C.に一年住んでたとき、自分がどんどん幼稚園児みたいになっていくのを自覚したんです。英語の語彙が極端に少ないから、「昨日、何してたの?」と訊かれても、「公演に行きました」としか答えられない。そこで、何を見て、どう感じたか喋れない。そうすると、思考まで幼稚園児になって行っちゃうんです。
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ヤルタからポツダムにいたる五ヶ月の間に、大きな情勢変化があった。日米間に圧倒的な戦力の差が生まれ、日を追って、日本の敗戦は必至となっていった(四月沖縄上陸。三、四、五月東京大空襲)。
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とにかくあの三日間、八月クーデターの八月十八日から二一日については、映像の力が大きいと思うんです。結局、映像の力なんです。
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脳の機能や能力にはさまざまな尺度があるが、一般的に、記憶力がピークになるのは十代で、想像力がピークを示すのは二十歳代、そして創造力のピークは四十歳代、だといわれる。哲学といった抽象的概念の構成力は、高齢になっても保たれるという。しかし各能力の性質からも分かるように、誰もが平均的に伸びるのは二十歳代までのこと。中年頃から個人差が目立ち始めて、定年頃ともなると"痴呆の境界領域"に突入する人も珍しくない。
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これまでのデータによって、筋肉の機能は三十歳代がピークで、六十歳になるとガクンと低下する、という傾向が知られている。ところが、「これを簡単に"加齢につきものの現象"として受け入れるのは間違い。実際は、生活環境に合わせて体が変化しているのであって、加齢現象そのものではないのです」
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一九九一年というのは非常に印象的な年で、年明けの一月から一気通貫で嵐のような毎日でした。まず一月一三日にリトアニアで「血の日曜日事件」が起き、それから一週間ぐらいたって、ラトヴィアでも同様の衝突が起きる事態になりました。
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「そもそも歳を取ると勃起しないと決めつけるのは、誤解も甚だしい」と憤慨まじりに解説するのは、日本臨床男性医学研究所の熊本悦明所長だ。「健康な男ならいくつになっても立つんですよ」
札幌医科大学名誉教授でもある熊本さんは、男の更年期問題に長いあいだ取り組んできている。女性の場合は、閉経を機に性ホルモンが低下する、という分かりやすさがある。そのため医学面だけでなく、当人も加齢による老化を意識しやすい。
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高福祉国家スウェーデンでは、労働者の5分の1が鬱などの精神疾患を理由として早期退職や長期休暇の状態にあるとされているが、それに目をつけたのが暴走族。
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歳を取るのは防ぎようがないが、加齢による病的な衰えは積極的に予防・防止することが肝心だ。そして最近になって、"抗加齢"のための科学データや医療技術が急速に発展してきた、というのである。ここで思い出すのは、昔から"もう歳だ"の象徴的現象としていわれてきた、「目・歯・マラ」。老眼で遠近ともに見えにくくなる、歯はあちこち抜けて硬いものが食えない、そして、下半身はすっかりおとなしくなる。「こうなったらもう、人生下り坂だよ」というわけである。
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一九八九年に、フェルナガン盆地でメスヘチア=トルコ人とウズベク人が殺し合いを始めるんです。どうしてそうなったか。
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――その魚津工場で、八月十五日の詔勅を聞いて、まあ一般的には挫折感とか空白感とかを感じたといろんな人たちが書いていますけど、吉本さんの気持ちの中はどんなだったんですか。当日は晴天だったんですよね。
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日本の乗り物は、古代の牛車から乗馬→駕籠→人力車→自動車というように変わってきたが、この変遷は、進歩といえるだろうか? と改めて問われると、思わず首をひねってしまう。だが、思考の盲点というか、そのことの不思議さに気付かなかったというのが、大方ではないだろうか。そんなふうに、われわれがなんとなく考えないでいたことに、思わぬ角度から光を当てて、改めて歴史を振り返えらせてくれるのが、著者のいう「理系の視点」なのである。
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