ダントツ45番
小学校1年生のときは、ぜんぜんしゃべらない子だったみたいです。私はそんなことはないだろうと思ってていたんですけど、先日、私がラジオに出演したとき、それがわかったんです。
九州にお住まいの75-76歳になる当時の担任の先生が夜、眠れなくて深夜ラジオをたまたま聴いていたら、私が出演していて、どこで調べられたのか電話をしてこられたんです。
「咲子ちゃんの声、50年ぶりに聞いたわ。あなた、しゃべれるの。きれいな声しているわね」
私、ホントにしゃべらなかったんですかと聞いたら、出席を取るとき「藤原さん」と言っても黙っていたと。もちろん、成績はクラス45人中ダントツの45番でした。何でしゃべらなかったんでしょうね。
藤原咲子(作家)/「お母さん、大嫌い」と言わないから もう一度叱って、私の頬を叩いて―『YomiuriWeekly2005.6.12』
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