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2005.05.31

認知症の特効薬

手を使っても、頭を使ってもボケる人はボケるのだ。また六十歳でボケたサラリーマンもいれば、八十歳で若い女性と楽しんでいるおじいちゃんもいる。では、どうしたら、自分がボケないで元気な老後が送れるか。また、高齢期を迎えた自分の親をボケさせないか。私は、そのために調査・研究を重ねた。

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2005.05.30

死を考えない、珍しい時代

河合 人間はいろいろに病んでいるわけですが、そのいちばん根本にあるのは人間は死ぬということですよ。

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2005.05.29

はみ出た中身

宮沢賢治の『蛙のゴム靴』に蛙がつゆくさの広場に座って「雲見」をする話がでてくるが、あれに似ている。

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2005.05.28

レンジでチン

長野 うまい!

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2005.05.27

芭蕉と9・11

エア・カナダ機がバンクーバーに着陸すると、機内にアナウンスが流れた。<アメリカ合衆国は、甚大なテロ攻撃の被害者となった>

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噺家への誉め言葉

正蔵 で、古典落語の勉強会を続けていたら、鈴本の席亭さんが見てて、四年前におふくろんところに来て、「正蔵の名をこぶ平に継がしたいけど、いかがでしょうか」と言ってくだすった。

阿川 お母さまは何て?

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2005.05.26

物語が結ぶ力

村上 物語というのが力を失った時代があって、いままた物語が復権しようとしているということがありますが、昔は、物語というのは、身体性とかいうこともまた関係なく、ただ自然にあったものではないかとぼくは思うのですが。

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2005.05.25

精神分析医がカウチに座る理由

村上 よくアメリカの精神分析医などでカウチ(寝椅子)に患者を横にさせて、話を聞いて、メモをしている人がいますね、ああいうのはなさるのですか。

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2005.05.24

片方は海へ、もう片方は山へ

河合 このあいだ映画の『ガイアシンフォニー(地球交響楽)』というのをつくられた監督の瀧村仁さんとお話したのですが、その瀧村さんが、ジャックマイヨールという、海に一〇〇メートルも潜る人に、会いに行ったんですね。

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2005.05.23

好き好き好きって、楽しい

阿川 それ以外の遊びは?

山田 そんなにないですね。

阿川 恋愛は?

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長生きと老眼発症年齢

所敬・東京医科歯科大学名誉教授(眼科学)によれば、一昔前まではAさんのように40代前半で老眼(老視)が現れるケースが多かったが、最近は40代半ばにずれ込む傾向にある。パソコンなどによる眼の酷使やストレス過多の時代、素人目には老眼の発症年齢が早まっていると思われがちだが、「長寿になるほど老眼は遅くなるようです」(所教授)というのだ。

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2005.05.22

稚拙と素朴

村上さんが「物語」というものが現在、「あまりにも専門化し、複雑化しすぎてしまったのかもしれない。ソフィスティケートされすぎてしまっていたのかもしれない」と言われているところは大賛成です。「人々は根本ではもっと稚拙な物語を求めていたのかもしれない」と言うところは、「稚拙」というより「素朴」と言った方がいいでしょうか。

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稚拙な物語

でもそれと同時に僕はこの事件に関して、やはり「稚拙なものの力」というものをひしひしと感じないわけにはいかないのです。

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コミットメントとは

村上 コミットメントというのは何かというと、人と人とのかかわり合いだと思うのだけれど、これまでにあるような、「あなたの言っていることはわかるわかる、じゃ、手うつなごう」というのではなくて、「井戸」を掘って掘って掘っていくと、そこでまったくつながるはずのない壁を越えてつながる、というコミットメントのありように、ぼくは非常に惹かれたのだと思うのです。

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2005.05.21

悲しいことがあったら・・・

幼いときから母親にならって編み物が得意だったという篠原勝之(通称ゲージツ家)は、「おふくろがあんなに早く編み物に手を動かしていたのは、悲しいことがいっぱいあったからだ」と思い、そして今でも常に何かを作り続けているのは、「悲しいことがあったら手を動かしなさい」という母親のことばを守っているからだと語っている(朝日新聞、平成六年九月二十八日)。

『からだの分化史』立川昭二文藝春秋社1996年

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2005.05.20

口で数えられるせつなさ

秋刀魚啖ふ口 ステンカラージンをうたふ口  ―加藤楸邨
 

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2005.05.19

人間なんて矛盾だらけさ

河合 ずるさの加減はどうなのかとか、ずるくなることの弊害はないかとかもっと探求して、ずるさを洗練しなければいかんのですね。それを日本人は、自分たちはずるいやり方でやっているんだと言わずにずるいことをしているから、非難されても防戦一方になりますね。

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2005.05.18

夫婦は井戸掘り

河合 ぼくもいま、ある原稿で夫婦のことを書いているのですが、愛し合っているふたりが結婚したら幸福になるという、そんなばかな話はない。そんなことを思って結婚するから憂うつになるんですね。なんのために結婚して夫婦になるのかといったら、苦しむために、「井戸掘り」をするためなんだ、というのが僕の結論なのです。井戸掘りは大変なことです。だから、べつにしなくてもいいのじゃないかと思ったりするんですよ。

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裸で家事をする主婦からの投書

村上 ぼくは新聞の人生相談、あれが好きで、アメリカではずっと読んでいました。すごくおもしろいんですよ。まず、何がおもしろいかというと、質問の種類がぜんぜん違うんですね。それから答え方、回答が違うんです。それから答える人が違うのです。日本人の人生相談の回答者というのはいわゆる文化人とか、そういう人だけれど、アメリカのああいうコラムに書いている人というのは、専門のアドバイザーというか、人生相談専門で何十年もやっている人なのです、全国のシンジケートで。だから、日本の人生相談と答え方がぜんぜん違うんですよ。

河合 それは、ほんとうに比較研究する価値がありますね。

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2005.05.17

なぜ私だけが

アメリカには途方もない気の毒な事例があるのですね。日本だったらいまのところあまり起こっていないようなケースです。

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2005.05.16

暇つぶしと無我夢中

皆さん、アミューズメントという言葉を知っていますね。エンターティメントという言葉もご存知だと思います。それではこれを日本語に訳してくださいというと、たぶん両方とも「娯楽」と訳すと思います。

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春の海を見る母

白っぽいチマ、チョゴリにコムシンをはいた朝鮮の娘。わたしは時々、その時の母の姿を想像することがある。言葉がわからず、言葉を発することもできず、周囲の奇異の眼差しにさらされた母の恥じらいと無念さは、心の奥深く内向していったに違いない。

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2005.05.15

言葉の死

坂本―埴谷雄高さんは、そのことを書いていたように思います。

辺見―彼は「権力」や「敵」ということについて、きわめて深い思索をした人ですからね。

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2005.05.14

中進的顔つき

当時の映像に見る日本は貧しい。貧しいけれどもみじめではない。むしろ無駄を排してつつましく、さわやかである。

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2005.05.13

不良娘の音楽・・・ジャズ

「分子の電子構造理論」なる、高尚な研究に40年以上も没頭した物理学者が大学を定年後にジャズピアニストに変身した。

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インテリの外国語べた

二十年くらい前、フランスに留学していたとき、エジプトから留学に来ていた男と友人になった。その彼が僕にこう言ったことがある。「僕は中学校から勉強はぜんぶフランス語で、高校もアレキサンドリアのフランス系ミッション・スクールだった。僕みたいに完璧にフランス語をこなす人間は日本にもそんなにいないだろう」と自慢たらたらなのだが、そのくせ、日本はどうしてあんなに早く近代化したのか、それはどういうことだ、と不思議がっている。

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2005.05.12

では二十歳まではどうするか

大学卒業者を「知識人」としてそれなりに処遇する社会基盤は、すでに一九三〇年代から失われはじめていた。卒業しても仕事がない。当時の文学部出が異常に突出した割合で小説家たらんと志したのは、その直後の反応である。それが現代では大学院進学になっている。大学大衆化の流れは戦中に一時伏流したが、一九五〇年代に再び顕在化し、七〇年代に完成を見た。ただし経済が成長傾向を持続する限り、多少の質の低さには目をつぶっても企業は彼らを吸収することができた。

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キネシオテープの効用

ゴールデンウィークにハッスルし過ぎて、足腰や肩、関節、筋肉などを痛めた人が多いのではないだろうか。そんな人は、伸縮性と通気性のあるテープを使って、痛みを軽減しながら腫れをひかせる"テーピング法"を試してはいかが。

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墓場の木と神社の木

 「じいさんは、昔は自分で山に行って木を見立てたの。木を見立てるところから船造るは、このじいさんだけさ」

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2005.05.11

船は女さ

 「木というのはね、不思議なのよ。生えている木は雨水が好き。海水が嫌いなの。でも、いったん切り出すと、雨水が木を腐らせ、海水が木を守るの。だから雨が降ると、木を海水に浸してやらないといけないの」

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個性は予めあるものではない

僕は「若者は"社会的弱者"か?」「"社会的弱者"ではないか?」という単純な二分法に、そもそも強い違和感を覚えました。

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2005.05.10

東京も当然全滅したと思った

「君たちは運転手さんが撮ったバスの写真を見て、『おお、すげえっ!』って騒いだよね。でも、『すげえっ!』っていう言葉だけじゃ、どう『すげえっ』か、人には分からないよね。僕が神戸の街を歩き、被災現場を見、人に会って、本当に『すげえ』と思ったことを、これから話す。

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手の平で感じたテロ

ウサマ・ビン・ラディンに指導されたテロリストによって廃墟と化した世界貿易センタービル跡の「グランドゼロ」―このときはまだそう命名されていませんでしたが―の周辺は厳重な警戒下にあり、そこから離れたウォール街までしか行けませんでしたが、ビルというビルには、貿易センターの崩落による大量のホコリが、分厚く積もっていました。

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落下する目

前にニューヨークの世界貿易センターからまっさかさまに落下する人の写真を見せたね。僕はあの事件を取材した本を、少し前に読んだ。いちばん衝撃的だったのは、ある女子高生の証言だ。

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2005.05.09

イラク報道で出色な顔

あのフセイン像が倒される前々日、報道陣が宿泊しているパレスチナホテルがアメリカの戦車砲によって砲撃されました。あの砲撃の真相は、恐らく永遠に明らかにされないでしょう。しかし、あの砲撃は明らかに、アメリカによるバクダッド攻撃を記録していた者に対するテロ行為です。

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2005.05.08

黒髪の秘密

フロイスが女性の髪にこれほど注目したのは、髪の形と色にこだわるヨーロッパの風俗を反映している。なぜなら、長くのばした髪が野生と異端のシンボルとみなされたり、赤い髪などもキリスト教を裏切ったユダの髪色として忌み嫌われたからだ。

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2005.05.07

お米の功徳と初老の男

今、十二年前に亡くなった現代詩人の北村太郎さんを主人公にした小説を書いている。北村さんは友人の奥さんとの恋愛問題をきっかけに長年勤めた新聞社を定年間際で辞め、家出して詩と恋にふけるという、ドラマチックな後半生を送った詩人である。

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2005.05.06

私はにせ者

ライナー・マリア・リルケの『若き詩人への手紙』という本にはとても力づけられた。あれを読まなかったら、いつか本当に頭がおかしくなっていたでしょうね。私のような芸術家が自分に誠実であろうとすると―芸術家だなんてごめんなさいね。

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人類史上初

三好 老人ホームでのおばあさんはたくましいです。八十五歳過ぎのおばあさん同士の下ねたの話ぐらいえげつないものはないです。一緒にいて聞いたら逃げ出します。

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睡眠時間と死亡率

睡眠に関して興味深いデータがある。

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2005.05.05

考古学寄生虫

藤原京跡からカイチュウのほか、ベンチュウ、カンキュウチュウ、ハイキュウチュウ、ヨコカワキュウチュウなどの寄生虫卵の殻が発見されたが、これらの寄生虫は種類ごとに特有の生活史をもつため、当時の人々の食生活を復元する上での格好の資料となる。

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2005.05.04

小さな肩

ずっと前、サンタクロースの服装のおじさんが、おめかしをしたちっちゃな女の子に、おじょうちゃん、プレゼントはなにが欲しい? とたずねているのを見たことがある。

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2005.05.03

有頂天な三日間

アペニン山脈を越えたあたりで、とうとう青空が出た。オリーヴの葉がきらきらと光るのを見て、ああ、太陽が溶けてなくなってたわけじゃないんだ、という感じで、私たちはしんとなった。ポンテ・サン・ジョヴァンニで国境を過ぎ、海沿いの道路の電柱が海とおなじトーンのブルーに塗ってあるのに気づいたとき、ああ、フランスに来たな、と深い思いが胸におしよせた。留学していた一九五五年に離れて以来、ほぼ十四年ぶりだったのである。

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2005.05.02

江戸時代の盲人

江戸時代の日本には眼病が多く、盲人の出現率も高かった。

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2005.05.01

かなしい声

ヴェトナムといえば一九四〇年代の終わりに、私たちの女子大でフランス語を教えてくれたマドモアゼル・ヴェも、サイゴン生まれのサイゴン育ちだった。デュラスの小説に私が惹かれるのは、そのころ日本ではまだ知られていなかったサンテグジュペリの『プティ・プランス』(星の王子さま)を原語で読ませてくれた、美人のマドモアゼル・ヴェを、デュラスの小説の主人公に重ねてしまうからかもしれない。

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