自然なスタイル
「外国人選手が日本でうまくいく、いかないの分かれ目は、野球以外の部分で日本をいかに学ぶかだと思います。日本について学ぶ気持ちがない選手を自分は理解できません。学ぶのはタダなのにね。自分は毎日、新しいものを学ぼうとしてやっています。日本を学ぶことは当然、野球に繋がっています。それが自分の自然なスタイルです。
宮崎を訪ねたのは、2月半ばすぎ。この時期は何を重視して打撃練習に取り組んでいるのか。訊くとローズは理論的に教えてくれた。
「自分の場合、基本は外角球に置き、それを強く叩いてセンタに打ち返すことを心がけています。内角に来たら、下半身でリードして腕でアジャストするスタイルです。それだけを意識して、毎日、フリー・バッティングをやっています」
メジャーの強打者たちは、重心を左右に移動せず、その場でクルッと回転して打つ傾向が強い。ローズは重心の移動も使う。
「メジャーの投手たちは、真っ直ぐであれ、スライダーやスプリットなどの変化球であれ、すべて強い球です。だからスタンスを広く取って、ボールが来たところで強くコンタクトすればいい。でも、日本の投手には緩いカーブがある。その形で打ちに行くと空振りします。だから、少し体重を残して対応する技術が必要です」
タフィ・ローズ/ニッポンにあり『AERA2005.3.20』
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