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2005.01.08

子供が"働く"新テーマパーク

子供をターゲットにした新施設「ワナドゥシティ(WannadoCity)が話題を呼んでいる。テーマパークの激戦区であるここフロリダにあって、集客は順調だ。

 人気の要因はユニークなコンセプト。医師やビデオカメラマンなど、子供たちのあこがれる職業を疑似体験できる点が最大の売りだ。施設全体が架空の街になっており、病院やテレビ局、美容室、裁判所、警察署、飛行訓練所など約60ヵ所にも及ぶ”働き場所”が用意されている。
 例えば、病院では子供たちが白衣を着て医師に早変わり。本物のメスを使って、擬似手術で執刀する。もちろん、
患者は人間ではなくマネキンだが、医師研修生の手術練習用を使うという凝りようだ。腹部から内臓を取り出すといった、本当の手術さながらの体験内容になっている。
 リアリティを追求する職業体験は、これだけにとどまらない。ミニ消防車で擬似火災現場に駆け付けて消化活動にあたる消防士や、本物のDC9機と同じコックピットに入って操縦シュミレーションに参加できるパイロットなど、どれも本格的だ。職業の数は約250種類にも上がる。
 また、施設内を歩いている子供を巻き込んだイベントもある。警察官に扮して施設内をパトロールする子供が、ガムを道路に捨てた子供をその場で”逮捕”。同じく別の子供が扮した弁護士や判事によって開かれた裁判で”裁かれる”ことになる。
 専用通貨「ワンガ」の存在も見逃せない。参加した"労働"の報酬としてこのワンガをもらう。稼ぐことを体験できるため、子供たちはより夢中になる。また、これを使ってサーカスの観覧などに参加することも可能。施設には欠かせない仕掛けだ。 
 この施設のコンセプトに目をつけたのが各種企業。協賛すれば、小さい子供へ自社のブランドマーケティングを展開できるため、CNNやコカ・コーラなど9社が、ワナドゥシティとパートナーショップを組む。
 入場者数は初年度で100万人を見込む。現在、シカゴやニュージャージーにも建設予定中で、日本へ進出することも検討している。

子供が"働ける"新テーマパーク『TRENDY2005・2』日経ホーム出版社

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