脅威のダイエットは確率の問題?
麻酔医としてのトレーニングも受けたことのない医師が、一人で麻酔を掛けようとしてミスる。脂肪だけを吸い出すつもりが、そうはいかずに周囲の血管まで千切ってしまう。美容外科医がヤブ医者ばかりというわけではないが、一人で眼科、皮膚科、口腔外科、整形外科、そして麻酔科などの分野を跨って処理できる医師なんて、数が限られている。そうでない医師に当たれば、命もタダではないとの実例が美容セイケイに集まる、という確率の問題なのだ。
お手軽がダメだからといって、マジメにマジメに取り組めば成功するというものではない。特にダイエットのように、減らした体重を保持するといった長丁場の闘いでは、"何気ない習慣"を育てることこそ大切なのである。
さてそこで、筆者のお勧めダイエット法として、第一回の今週は次の二点だけを"何の詮索もなしに"実行してほしい。
まず、その辺りにコロがっている体重計を引っ張り出して、朝起きた時と夜寝る時の二回、それに乗ってほしい。
その数値を何かにメモするとかグラフ化するなんて面倒な作業は、まったく必要ない。とにかく体重計に乗って、数字を眺めるだけでよいのである。
もうひとつ、やはり家庭のテーブルや机などの上にコロがっている食物があったら、目に見えない所に納めてもらいたい。
収納された食物を、引っ張り出して食べるかどうかは、あなたの気持ち次第。じっとガマンするといった努力は、まったく考えないほうがよい。
これだけのことを、できれば三週間続けてほしいのだが、すくなくとも週刊文春の次号が出るまでの一週間"試しに"やってほしい。
大朏博善/お手軽ダイエットに潜むコワ~い罠『週刊文春2005.1.13』
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