単品ダイエット
日本では「丼メシの大盛りだけは止める」のが男たちの肥満抑制、「甘いものを控える」のが女たちの減量手段と相場は決まっている。でありながら、「ご飯をどんどん食べる」ダイエット法がブームとなる。
こうしてみて分かるのは「最も楽にダイエットを続けるには、食べ慣れているモノは抑制しないで、どうでもいいモノを削る」という発想だ。もちろんこれがすべてではないが、ストレスを感じないでダイエットに取り組む秘訣であるのは間違いない。
これまで実にさまざまな「これだけ食べていればヤセる」とする"単品ダイエット"が流行した。
こんにゃく、マンナン、ゆで卵、プロティン、酢大豆、アロエ、パイナップル、りんご、リノール油、月見草オイル・・・・・・。これらすべてのブームが短命に終わったのも、こんなモノだけいつまでも食べ続けられない、という実に簡単な理由から、科学的な根拠の有無といった合理性以前の問題として、ヤッテラレナイのである。
「好きなモノを食べずにガマンする」なんていう"修行"が、三ヶ月も半年も、あるいはさらに長い期間、続くはずがない。そんな無理に"興味半分で"チャレンジするから、「リバウンドで余計に太ってしまった」経験談ばかり聞く結果になるのだ。
では、どうするのか?
まずは「自分にとって大切なモノはそのままで、余計だと思う食物を切り離す」ことである。たとえば昼食時間。食べたいものが見当たらない日でも、昼食抜きに対する不安から、つい「何でもいいから食べておかないと」と考えてしまう。その結果として、特に食べたくもないファーストフードに手を出したりすると、余計なカロリーを取り込む結果に。
大朏博善(科学ジャーナリスト)食べてもいいけど絶対守るべきはただ一つ『週刊文春2005.1.20』
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