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2004.12.03

プミンゴって?

「自家用ジェットで世界を駆け回る彼ですが、数年前にロンドンで声が出なくなった。医者はドイツの温泉で療養するように指示し、ドミンゴは行くには行ったんですが、現地から医者に電話で"こんなところにいるともっと悪くなる"。数日で帰ってきちゃって"元に戻るのに休んだのと同じ日数だけ要る"ですって」と、日本でのマネージメントをする寺島よし子さん。

 でも、オペラ歌手は一種の肉体労働者。しかも非日常的な声域を使うテノールにとって63歳といえば、そろそろ潮時という年齢だ。
 さすがにドミンゴ様も高いド、シ、ラの音が苦しくなり、"プミンゴ"(プラシド・ドミンゴからドどシとラを引く)なんていわれたりもするが、「あんなに声を酷使してきたのに、今もこれだけ歌えるのは奇跡的です」と、ある音楽評論家。
「70年代の半ば、テノールの声にとって最も過酷なヴェルディの『オテッロ』に挑戦したときも、これで声を潰すといわれながら、結局、当代一のオテッロ歌いになった。自分の声に合う役だけを慎重に選んで歌っても声を維持するのは難しいのに、ドミンゴは軽い声のための役も何でもこなし、レパートリーは百数十。よほど声帯が強靭なんでしょう」

TEMPO/「ドミンゴ」様は63歳「仕事中毒症」『週刊新潮2004.12.9』

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