霊の世界へのきっかけ
瀬戸内 そういう知的な合理主義者が、じゃあ、なにをきっかけに霊の世界を信じるようになったんですか。
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河野 医学の世界には、ムンテラというのがあります。たぶんドイツ語のMund Therapie(直訳すれば「口先による治療)のことだと思うのですが、患者が何をいおうと言葉で抑えこみ、医師の思うとおりの治療なり検査に持っていくことをいいます。これができる医師を「ムンテラが上手だ」というんです。
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図Ⅰ ハゲと遺伝(男女による違い)
男性
●● ハゲになる
○● ハゲになる
○○ ハゲない
女性
●● 毛が薄くなるか、部分的に薄くなる傾向がある。子どもはハゲになる確率が高い
○● ハゲない。しかし息子はハゲになる確率50%
○○ ハゲない
(●=ハゲの遺伝子 ○=正常な毛髪の遺伝子)
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海軍軍医となり留学してイギリス流医学を学んだ髙木兼寛は、帰国後、脚気対策に取り組み、食事を改善することでその防止に成功した。この研究がやがてビタミン発見をもたらす。彼は医学や日本で最初の看護教育にも尽力した。
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音楽が鳴れば頭の中を走るのは、ジャズピアニストの大西順子も同様だった。物心ついたときからそれが普通だった大西も、長い間、絶対音感のない世界が存在することなど理解できなかった。自分が人とは違うのではないかと意識したのは、一九八六(昭和六十一年)に高校を卒業して、ジャズの専門教育で有名なアメリカのバークリー音楽院に入ってからのことだ。
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クロちゃんが偉いのは、店の中で暴力沙汰の殴り合いがあっても、涼しい顔をしてビールを飲んでいることであった。店にはバーテンがいるわけではなくクロちゃんひとりである。女ひとりで店をはっているのだから、これくらいの度胸がなければやっていけない。それにしても、である。
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たった一度だけ、駅で女の人と別れたことがある。もう蒸気の汽車は走っていなかったが、数えてみれば四十年も昔の話だ。私はまだ三十になっていなかった。相手は年上の、人の奥さんで、私たちは二人とも目が見えなくなっていた。幾つもの曲がり角を走り抜けて、ふと立ち止ったら、そこは袋小路の突き当たりだった。
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二人の娘を持つ三島さんは、三十三歳のとき、自分で胸のしこりに気づき、形成外科医の夫の勤務する病院で検査を受けた。深夜、その検査結果を聞いて帰宅した夫の言葉は、いきなり「おっぱい、造ってあげようか?」だった。夫の心遣いと支えによって、三島さんは、乳房切除と乳房再建後の葛藤の多い歩みをつづける。そして、七年後―。
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石川さゆり 9月23日に樋口一葉をモチーフとした新曲『一葉恋歌』をリリース致しました。ようやく本格的な大人の演歌が完成したような気がします。
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ある朝目ざめてみると、なにか妙な気分である。少し頭が、少し背中が痛く、のどの後ろがこすられる感じがして、鼻の奥がむずむずするが、なんでもない。ただ、一日中なんとなくいらいらして、必要もないのに手当たり次第にののしるが、実際にそのわけがわからない。
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一九八〇年に川崎市のありふれたサラリーマン家庭で浪人中の受験生が両親を金属バットで殴り殺した事件の内実と背景を探ったノンフィクション作家・佐瀬稔氏(一九三二年生まれ)の『金属バット殺人事件』(草思社、一九八四年)。佐瀬氏は、「必死に働けば明日は少しでもよくなる、と信じて走り続け」た戦前生まれの親として、この事件を他人事と思えずに取材したという。そして、こう述懐する。
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神戸大学医学部精神神経科教授中井久夫氏編の『1995年1月・神戸 「阪神大震災」下の精神科医たち』は、精神科医ならではの人を見る深い眼をやわらかい文体で、自らを見つめ、災害を見つめた震災直後の手記だが、深い味わいのある叙述の一部を引用しておきたい。
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一三時三〇分、バスの隊列は身震いを始め、前進し、陸橋を渡り、隊列を崩して白い集合住宅の玄関にそれぞれ停車する。それからプリピャチを離れ、人びとを永遠にこの地から運び去るのだ。バスは車輪に無数の放射性の核分裂生成物をくっつけて運び、ニュータウンや都市の道路を汚染することになる・・・・・・。
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その後、水俣病と同じ症状を示しながら、魚介類を食べていなかったがゆえに、脳性小児マヒと診断されていた子どもたちが、実は胎児性水俣病であったことが、やはり熊本大学の研究班によって証明されるのだが、そこにたどりつくまでに、被害者たちがどんな扱いを受けたかみると、行政の体質がまざまざとみえてくる。再び原田氏の『水俣病』(岩波新書)から―。
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(是公)
腹がしきりに痛むので、寝室へ退いて、長椅子の上に横になつてゐると、窓を撲つ雨の音が次第に繁くなつた。是ぢや舞踏会に行く連中も、大分御苦労様な事になつたものだと思つて、ポツケツトから招待状を出して寐ながら、又眺めて見た。絵葉書位の大きさの厚紙の一面には、歌麿の美人が好い色に印刷されてゐる。一面には中村是公同夫人連名で、夏目金之助を招待してゐる。能くこんなものを拵える時間があつたなと感心して、うとうとしかけた所へ、ボーイ頭が来て、只今総裁からの電話で、今夜舞踏会へ御出になるか伺へと云ふ事で御座いますがと云ふから、行かないと返事して呉れと頼んで、本当に寐て仕舞った。(十二)
夏目漱石『満韓ところどころ』
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作家で詩人の三木卓氏(一九三五年生まれ)は、突然襲われた心筋梗塞の手術を受けた後の実感を、『生還の記 心筋梗塞に襲われて』(河出書房新社、一九九五年)のなかで、こう書いている。
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シーヒィ記者の報告によれば、女性は男性よりも早く、人生半ばの分かれ道にさしかかる。女性は三十五歳頃になると、「時間切れ」「締め切り」の時間がきたという危機感を抱くようになるが、それは、女性の人生についての次の六つの事実と関連しているという。
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「情遊化社会」とは、山根氏の造語で、<権威や精神よりも情報で行動し、労働や努力や社会性よりも遊びに価値をおく>、つまり情報と遊びを軸に回転している昨今の社会を指す。そういう時代傾向の推進力になっているのが、ギャルと呼ばれるようになった若い女性たちだというわけだ。
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大平健氏の『やさしさの精神病理』から―。
<新しい"やさしさ"を理解するためには、旧来の「やさしさ」をいったん棚上げにしなくてはなりません。同じ言葉を用いながら二つのやさしさは、それほど異なっているのです。小遣いをもらってあげる"やさしさ"、好きでなくても結婚してあげる"やさしさ"―新しい"やさしさ"とはそのように具体的で実践可能なことです。単なる「気持」といった漠然としたものではありません。それどころか、言葉で「気持」を伝えたり伝えられたりすることは御法度でさえあるのです。>
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医学部に入れたから、俺もそんなでもねえんだなと思ったね。親との約束は果たしたから、またバンド活動へのめりこんだ。大学時代は進駐軍に勤めていたような感じでした。
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山根氏は、千春の生活歴のなかで「書く」という行為とその際に変体少女文字を使うことがどんな意味を持っていたのかを探る。小中学を通じての級友郁子の話によると、郁子と千春は三年間にわたって、交換日記というのをやっていたという。学校であったことや先生のことなどを、ノートにニ、三ページにわたって書く。そのとき使う文字が変体少女文字だった。色のサインペンを使い、さらに絵を挿入したり、シールを貼ったりする。そのノートをやり取りするのだ。
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一九八四年一月、熊本県阿蘇山麓の白川渓谷に沿道から乗車でダイビングして心中した男女があった。男は金沢市内の三十二歳のストリップ劇場支配人、女は同市内のまだ十五歳の調理師学校生だった。車のなかから少女が書いた遺書がみつかった。
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精神科に行く。一昔前、それはとても勇気のいる行為だったように思う。実は私も暴走を繰り返していた思春期の頃、父親に騙されて一度だけ精神科に連れて行かれた経験を持っているが、父も体裁が悪かったのだろう、その病院は自宅からなんと二時間以上も離れた場所にあった。
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心臓病が疑われるときには、激しい胸の痛みに襲われます。痛みのおもな部分は、全胸部から喉にいたるまでの箇所です。
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チャイルドシートのような、リクライニング式で赤ちゃんを座らせるものがあります。長いことそのようなシートに固定させて寝かせていると、腰を動かさないことになります。七、八カ月になっても寝返りをしない赤ちゃんも出てきます。横抱きで蚕のように丸く抱きかかえていると腰が硬くなりますから、赤ちゃんは腰のひねりをしなくなります。
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夫 倒れたときは胆管炎と膵炎を発症していました。総胆管膿腫はがんを併発する病気で、その可能性が十分みられたため、オペを勧めたんです。
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「それこそ人生の醍醐味じゃないですか」 悲劇のヒロインになりきっている最中、なぜかどうでもいいものが視野に入ってくることはないですかと訊かれた。
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檀一雄と旅をすると、旅さきの居酒屋で、おねえちゃんたちが檀さんのサインを求め、「よーし」と七、八枚の色紙に「〆切の遠く近くに見えるかな、わが身ひとつの命なりけり」と書いていた。ぼくも一枚貰っておけばよかった。せんだって、神田の古書店で、その色紙がかなりの高値で売られていた。
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最近1カ月の体調チェック
◇胃がよく痛む
◇下痢や便秘が続く
◇目が疲れやすい
◇よく頭痛がする
◇肩や腰がこる
◇よく風邪をひく
◇イライラする
◇寝つきにくい、眠りが浅い
◇落ち込んだ気分になる
◇いつも仕事に追われているように感じる
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忘れてならないのは、生きている実感さえないこの子たちが次々と事件を起こし始めたら、いまとは違う類の、すごい数の事件が起きることになるということ。深夜徘徊の子もリストカッターの子も、そうさせている根本は大人社会にある。
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実はがん細胞は、老化しない細胞なのです。老化しないから、どんどんどんどん分裂して増え続けることができます。ですから、もし老化の遺伝子を抜き取ったり作用を止めたりする操作をしたとしたら、とたんにその細胞はがん細胞になってしまうと考えれます。
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勝 政治家のゴマカし方はダメですよ。まあ、パンツにウンコがついていたとしますね。そんなら、「みなさん、これを見てください。けれども、これ以上はきたなくしませんよ。洗って、白くします」・・・・・・。だのに、きれいごといっといて、あとでウンコがバレる。ガッカリしますよ。
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昭和38年十二月八日、プロレスラーとして成功した力道山は赤坂のナイトクラブで刺される。この日、力道山は上機嫌だった。高砂親方が自宅に来て、大相撲の米国興業実現のために協力してほしいと頼んだからだ。自ら髷を切って角界を去った力道山にとって、こんなうれしいことはなかった。力道山は高砂親方らと赤坂の料亭でさんざん飲んだあと、ラジオ番組の録音のためTBSに立ち寄り、ニュー・ラテン・クォーターへ繰り出した。
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いちばんのカギを握るのは中年期、つまり四〇歳から六〇歳までの間です。この時期には、一次予防から三次予防まですべての老化予防策が効果を現すのです。
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M君は音楽好きの静かな男で、スポーツマンであり、ぼくのようにメチャクチャをしない紳士タイプだった。M君は酒を飲んで好き勝手をしているぼくにむかって、「おまえは長生きしないよ」と口癖のように言っていた。そのM君がさきに死んでしまった。享年四十九歳だった。
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板橋のおばさんが、「死ぬ前に一度だけノブちゃんい会いたい」と言い、娘ムコの自動車に乗せられて、家へ来たことがある。ノブちゃんというのは父の名だが、父のことをそんな呼び方をするのは、おばあさんしかいない。なにしろ老人の腰痛で車椅子だから、いくら自動車での移動といっても大変である。娘ムコがやさしい人で、ゆっくりと運転して家まで来てくれた。板橋のおばさんが来るというので、ぼくも父の家へ行った。
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老いの自覚というのは、病気や体力の低下、身体・容姿の変化といった「身体的な変化」によって感じることがほとんどだろう、と私自身、思ってました。ところが、私たちの行っている縦断研究において、「老いの自覚」をどんなときに感じるかを聞いてみたところ、「身体的な変化」よりも「人間関係の変化」を挙げた人のほうが多かったのです(第一回調査の集計より)。私たちは、ちょっぴり予想外の結果が出たなあ、という印象をもちました。
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生活習慣病といわれる病気は、文字どおり、ふだんの生活習慣がリスクを左右します。なかでも最もダイレクトにリスクに跳ね返ってくるのが、なんといっても、喫煙と飲酒の習慣です。この二つは、老年病のリスクだけでなく、誰もに訪れる普通の老化にも、深く関わっているといわれています。
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基本的に、人間は女性のほうが男性より長生きします。女性が長生きなのは、ズバリ女性のほうが生物学的に優位だからです。
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「耳が遠くなる」というのも、老化のイメージとしては代表的なものの一つです。これに関しては、すでにいろいろと研究が進んでいて、実際にどのように聞こえが悪くなるのか、おおよそ判明しています。
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呼吸は本来、気道の入り口としての機能を備えた鼻でするもの。鼻には空気がたまる副鼻腔があり、細菌やウイルス、有害物質などの侵入を防ぐ働きがあります。人間以外の哺乳類は鼻を通じてしか呼吸することはできません。ところが、人間は進化の過程で言語を獲得した結果、気管が口とつながり、口からでも呼吸できるようになったのです。しかし、口呼吸では鼻が果たしている機能を期待できず、また鼻を使わないことで、その機能も次第に衰えてしまいます。日本人は、幼いころから口呼吸している人が多いといわれています。特に寝ている時やスポーツをしている時などは、無意識に口呼吸をしていることがあり、知らない間に病気を呼び込みかねません。
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アメリカの田舎の、見晴らしのいい断崖スポットには"Lovers Leap"という名が付いていることが多い。訳せば「恋人の飛び降り」。その名の起源説は、土地によってまちまちだが、ともかく昔々、ここから悲恋の二人が身を投げたと、そんな俗伝が案内板に書いてあったりする。
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阿川 『キスより簡単』以後、蘇ったという感じですか。
原田 その時分は新しいヘンなものに胸騒ぎがして、すごい未知の世界に入っていったわけ。九〇年代の十年間、五十代はすごく早かった。今、六十四歳ですけど、六十代に入ったら何があるかますますわからなくなった(笑)。だから、楽しいですよ。これから何ができるか、どんな遊びができるか。
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私は花見より人見が好きです。私はアメリカのオハイオ州で生まれ、そこで幼年期を過ごしましたが、小さい時、働きに行く父と一緒に外出し、父が働いている間、大通りに座ってずっと父を待っていました。目の前には、いろんな人が通り過ぎていきました。時には、通り過ぎた同じ人がまた戻ってくることもありました。そうやって人を見る、それが私の学校でした。
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鼻先をぶたれるような圧倒的な悪臭が漂い、1日に何度シャワーを浴びても、毛穴まで染み込んだその臭いは抜けなかったという。1951年、北九州小倉の米軍キャンプの一角。埴原和郎さんはそこで、朝鮮半島から運ばれた米兵の遺体を一体一体確認していた。「GHQから東大理学部の人類学教室に、人類学者がほしいという話がきて、埴原と私が行ったんです」と、東大の同級生で立教大学名誉教授の香原志勢さんは述懐する。
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諸外国のスポーツ・ジャーナリズムとスポーツの関係について、いくつか参考になる例をあげてみましょう。
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出版界には数多くの編集者がいるが、その行く末は三つである。
ひとつは、編集の実績をもとに役員になり経営者として大成する。あるいは引き抜かれて他社の編集者となる。もうひとつは、経営無能力のため社をやめる。
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境内の桜は満開だったが、この日は折悪く、朝から雪がチラつく不思議な陽気だった。桜吹雪とホンモノの雪が舞うなかで、修二氏の猿まわしの芸がはじまった。周防大島本島の保育園や幼稚園から集まった子供たちが、はじめてみる猿まわしの芸に目を輝かして見入っている。「超高齢化」の沖家宝島に、これだけの数の子供たちが集まるのは、あとにも先にも例がないだろう。
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友人がだれもこない夜は妙に淋しかった。庭に咲いた寒椿の花を見ながら、一人で一升瓶を抱え、茶碗酒を飲んだ。酒を飲むうちに雪が降り出し、下駄をつっかけて妙正寺川沿いをフラフラと歩き、落合公園へ行った。
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OSCEの医療面接で模擬患者をすると、実にさまざまな出会いがあります。緊張のあまり最初の言葉に詰まる学生さんには患者役を努めるのが申し訳ないような気になります。また「いらっしゃいませ! 本日はどんなご用件で?」と威勢よく声をかけられると、あまりにもそぐわない雰囲気に戸惑うこともあります。
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下宿にいたころ夢に出た娘は一葉に似ていたが、まさか一葉がぼんくら若造の夢枕にたってくれるはずはない。学生時代のガールフレンドと別れたあとだったから、そいつが怨んで出るのかとも思ったが、顔が違う。いや、もっと正確に思い出せば、顔はバクゼンとしていてぼやけている。眼つきが鋭い女だったことだけを覚えている。白いセーターを着た娘が、ブツブツと呪文を唱えながらぼくの胸の上にのしかかってくるのであった。そして首をぐいぐいとしめつけてくる。ぼくも若かったからそう簡単にやられるわけもなく、しめつけてくる女の手をとって馬乗りになって反撃した。そういう夢が連日つくづのであった。
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「実はさまざまな記憶の一つ一つは、脳内ネットワークの接続のパターンとして保存されています。ところが、ニューロンの接続を保つにはエネルギーが必要なため、脳は使用頻度の低い情報は接続をオフにして省エネを図る。よく使われる情報を保存している接続パターンは強固なものとなりますが、滅多に思い出されない記憶の接続パターンは徐々に弱まっていくのです」(ジョージ・ワシントン大学教授で脳科学者のリチャード・レスタック氏)
つまり、ニューロンの接続を強化すれば記憶力を高められるのだ。ではどうすれば脳内ネットワークを強化できるのか。ここでアインシュタインの脳の登場だ。
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日本では昔から、妊娠してから出産までの期間を十月十日と言いますね。10と10を並べているのは語呂合わせみたいなもんで、実際は約10ヶ月と言ってるんです。でも、これって、実際の妊娠期間とは違うんです。では、なんで日本では約10ヶ月と言い続けてきたのか? この説明を詳しくしているほど私も暇じゃないので、端折って言っておきます。
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最近のニュースを見聞きして、日本の報道を奇妙に感じた人がけっこういたと思います。少なくとも私は、奇妙に感じました。それはイチローについてのニュース。イチローがジョージ・シスラーの年間最多安打記録257本に近づき始めた時、日本では奇妙な報道をしていたんです。
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夫 仏画のポーズは実際に人間がやってみると無理な姿勢なんだけど、それが絵になるときれいに見える。そういうポーズもこの人に頼んでモデルをやってもらっている。ほかの人の作品でインパクトがない場合、たいていは、そのモデルになっている人が人間のありのままの姿をしていて、それをそのまま絵に描いているからだと思う。
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宮本の名倉調査に同行し、「名倉村 3部落について」を共同執筆した中田実氏(当時・名古屋大学医学部精神医学研究員)は、宮本の調査ぶりには本当に感心させられたという。
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共用試験の本格導入を控え、各大学ともOSCE、講義、実習がさかんです。話しやすい医療者が一人でも多くいてくださると、やはり安心です。これからどうなるのだろうと先が見えない不安を抱えている時に、たとえ解決にならなくても話を聴いてもらうだけで少し肩の荷が軽くなります。その分、一歩前に踏み出す力がわいてくるように私は思います。
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どの検査にも「わかること」と「わからないこと」があるため、一つひとつの検査だけを見ていると、「フォールス・ポジティブ」と「フォールス・ネガティブ」が起こりやすくなります。そこで、検査結果から診断するときには、多数決の判定のように推測をしていきます。
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大阪のミナミを歩いていたら、むこうから極道スジと思われるお兄さんが歩いてきた。パンチパーマにサングラスをつけ、パリッとした背広を着ている。二、三人の子供たちが走ってきて、手で形を作り「パンパーン」と撃つ真似をした。
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棚の陳列にも竹内の方法論がある。人間の視線が左から右へと動く習性を生かして、オススメの商品を必ず棚の中央のやや右に並べる。これは売れ行きに差の出やすい弁当の棚でよく使う方法だ。
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育毛剤は温州ミカン、宮内イヨカン、アマナツカンの3種の果皮エキスを30%配合した。ふたを開けると甘い香りが立ち上る。始まりは松山市の農家の女性がミカンの果皮を使って手作りしていた「ゴールド化粧水」だ。
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宮本を送り出す善十郎の言葉は、ふだんの父とはまったく別人のものだった。高等教育を受けたわけでもない父が、どうしてこれだけの教訓を垂れることができるのか。宮本は不思議でならなかった。その一方、旅の暮らしのなかで身につけた父なりの人生訓らしいことは、子供心にもぼんやりわかった。
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夜遅くM温泉に着いて、寝る前にマッサージを頼んだ。男のマッサージ師が四〇キロ離れた町からやってきた。三十代の若いマッサージ師で、点字訳をやっているという。漢字をそのまま点字にする六字点字という方式だというが、詳しいことはよくわからない。
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その晩はひどく寒かった。だが、ジャクリーヌ・ケネディは私と妻を車のところまで見送ると言ってきかなかった。彼女はコートなしで、イヴニング・ドレスだけだった。私は彼女が風邪をひくといけないと思って、彼女の見送りを断った。彼女は「大統領も私にお見送りをするように申しつけるでしょう―私もぜひ、そうさせていただきたいのです」と言った。彼女は寒空の下で私たちの車の去るまで立っていた。
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さてそれから三十数年の歳月がたち、いまや東京で斯界の大家である先生の仕事場に、ある日思いがけずかつての同僚現在はK商事専務・東京支店長である久保君から電話がかかってきた。「めっちゃなつかしい」と先生新宿あたりで久保君とお酒を飲み、酔った勢いで夜おそくいっしょに会社へ行って、高級呉服地を見せろと要求した。久保君「ウルサイやっちゃな」といささか迷惑の表情で、「ま、ここらが高級品やな」と一反出してくる。先生「そうそうコレコレ」と大喜悦で布にさわる。
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「頼まれた時は、俺たち漫画家が俳句まで選ぶなんて大丈夫かなと思いました。俳壇には大御所がいるわけですからね」と語るサトウ・サンペイさん(75)。
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「ヒマ過ぎる。もっと仕事をよこせ!」と、ドイツ連邦政府に行政訴訟を起こしたのは、教育省に三十年勤務しているローター・シュルテ学術課長(60)。「週平均の実働時間は五~六時間あればマシで、通常はせいぜい四時間」(同氏)。
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私たちの体は、60兆個もの細胞から構成されています。自律神経はこの膨大な数の細胞の働きを無意識に調整している神経です。自律神経は心臓や血管、胃腸、汗腺など内臓諸器官の働きを調整しています。脳の指令を受けず独立して働くことから、自律神経と呼ばれています。私たちが寝ている間も心臓が動き続けているのは、自律神経が心臓の働きを自動的にコントロールしているからです。
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挨拶OK、自己紹介OK、言葉づかいもやわらかで、あたたかく、誠実な雰囲気。あるOSCEの面接を、私は少し離れて見ていました。一年目の研修医とは思えない、落ち着きとゆとりの感じられる方でした。ところが帰り道、相手を務めた模擬患者の方が、なんとなく浮かぬ顔をしています。
―何かありましたか?
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×月×日 誰もが必ず迎える、老いて体力知力経済力が衰え自力で日常生活を送るのが困難になって死を迎えるまでの時期は保護や支えを必要とする。それを長きにわたって一手に引き受けてきたのは、経済効率とは別な原理で機能する家族や地域共同体だった。そのいずれもが崩れつつある先進諸国では、国や自治体が税や保健という形で国民から徴集した資金を事業者に分配して老人の介護を請け負わせる制度が発足している。
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日本の気候特有の夏ばて症状として、疲れやすい、やる気がない、体がなんとなくだるい、集中力がない、頭重感、下痢しやすく胃が重く食欲がない、ときに微熱が出たりのどを痛がるなど多彩な範囲の症状があげられるが、現代医学では種々の検査を行っても、特に治療すべき症状が認められない場合「異状ありません」の一言で片付けられてしまう。しかし、東洋医学ではこれを「注夏(ちゅうか)病」いわゆる夏ばてとして捉え、立派な病気の一つとして認識し治療の対象としている。
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夢見ているんじゃないかと思いましたよ、ホントに。でも「おもいで酒」の前と後とで扱いが変わったのには驚きました。だってそれまでは地方の仕事でラブホテルに毛が生えたような、いえ、事実ラブホテルにも泊まったことあります。十五の時、何でこんなに鏡だらけなんだろうって訳わからなかった(笑)。それが今度は一流ホテルで、開けても開けてもベッドルームみたいな、一体どこに寝ていいのかみたいな広い部屋が用意されてて(笑)。でもこれが現実であり、人生なんだと思いましたよ、間違いなく。
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体を温めることは免疫力の向上につながり、治療効果を高めることになります。「保温」の重要性についてまずお話ししておきましょう。
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くじいたと思った瞬間痛みが走り、関節が腫れてくる―。足の捻挫はありふれた外傷であるせいか、簡単に片づけがちだが、きちんと治さないと、後に足首の不安定症を招きうるという。
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医学・生理学賞を受けたのが、米コロンビア大学のリチャード・アクセル教授と同じく米フレッド・ハッチンソン癌研究センターのリンダ・バック博士のお2人。受賞理由は、匂いを感じる仕組みを解明したこと・・・・・・。『子供の科学』にでも載っていそうな話が、今まで解明できなかったことが意外。
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頚椎損傷者にはありがたい機器。パソコン、スピーカフォン、ファックス、電動車イス、テレビ、ビデオなど。でも機械は機械。思いどおりにはなりますが、人間味あふれるスキンシップが不足するために、心の発展というか、人間性の発育というか、そういうものが失われるような気がします。暖かくなったので出かけましょう。野山に親しみ、人と交わりましょう。 1994年5月25日 向坊弘道
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末續選手の走法を、誰が間違えて「なんば走法」と呼んだのでしょうか。沢山の誤解を招き、スポーツ、教育、そして報道関係者も混乱しています。「新語作り」に命を燃やす不見識な人の「作」としか思えません。
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小林 話が違いますが、岡さん、どこかで、あなたは寺子屋式の素読をやれとおっしゃっていましたね。一見、極端なばかばかしいようなことですが、やはりたいへん本当な思想があるのを感じました。
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向坊さんは学生時代、東京から北九州市へ自動車で帰省する途中事故に遭った。自宅を目の前にして、長旅の疲れか、ハンドルを切り損ねたのだ。頚髄を損傷し、四肢麻痺の障害が残った。20歳、東大法学部在学中の事故だった。外交官志望だった向坊さんは、事故直後の高熱に苦しむ中、水をむさぼるように飲みながら「人生が崩れる確かな音」を聞いたという。
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体にそなわっている力を使って、がんをたたこうという免疫療法。この分野で注目すべき研究成果が、日本癌学会学術総会(福岡市)で、このほど報告された。あるたんぱく質の断片を「がんワクチン」として体内に投与したがん患者のうち、7割の患者の腫瘍が小さくなるなどの効果があったというのだ。大阪大学「がんワクチン」の期待度『YomiuriWeekly2004.10.24』
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世界的な古気候学者でペンシルベニア州立大学教授のリチャード・アレイ氏は、こう話す。「われわれは今まで、気候は徐々に変化すると考えてきた。だが、グリーンランドでの永年にわたる研究の結果、気候は突然変化することがあり、今まさにその時期に直面していることが判明した。急速な温暖化はこの20~30年間に間違いなく起こるだろう。アジア一帯が砂漠化しても、何の不思議もない」
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琉球大学で長年、沖縄の長寿を研究していた鈴木信教授(70=心臓医学、現沖縄国際大学教授)の百寿者訪問健康診査に加わり、百寿者宅を訪ねて回った。最初に訪問したのは、今年、男性日本一の長寿者として亡くなった仲村亀ニ(永眠109歳、当時99歳)だった。
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心臓から流れていく血流は、動脈系(行き)と静脈系(帰り)に分けられます。動脈は、酸素をたっぷりと含んだ血液を体中に送り届ける役割をしています。そして体の各部位で酸素が使われ、二酸化炭素を置き換わった使用済みの血液が静脈を通って心臓に戻ります。
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この試合、名波浩と戸田、伊藤のトリプル・ボランチで戦うつもりだった。ところが、昼飯を食べて、体を休め、さあ試合に行くぞっという段階になって戸田が出られないことになった。体調を崩していて前日も嘔吐していたが、本人はめったにないチャンスだから無理をしても出たがった。
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姫川 私が先生の免疫学にひかれたのは、先生が発見された理論が、人間の体が無限の可能性をもっている、そういう希望がわいてくる免疫理論だったからです。人間と自然の関係というのは自然に合わせて、自然に沿ってほどよいバランスを体得して、自律神経の働きを学んでいるんじゃないかと感じたんです。
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彼は、時代の流れを読む、優れた先見性の持主でした。芸能界でも、常に時代の最先端で活躍してきた。私などには、義経の八艘飛びじゃないけど、ここと思えばまたあちら・・・・・・と言った具合で。だから、どこでも保守的な勢力との軋轢もあったと思います。
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寺に上げてもらって、庵主さんの小説を書かせてほしいと頼むと、智照尼は「私は相撲でも俳優でも、これからという人を密かに応援するのが好きなんです。瀬戸内晴美(当時)という名は聞いたことがないから、小説家としてはこれからの人でしょう。やってごらんなさい、応援しましょう」と言ってくれました。
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経済協力開発機構(OECD)に加盟している先進30カ国の中で、日本は医者の数が少ない。人口当たりで、OECD平均の3分の2である。
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“8020”は“ハチ・マル・二イ・マル”と読み、 「8020運動」とは“80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という運動です。平成元年、厚生省(現・厚生労働省)と 日本歯科医師会が提唱し、 自治体、各種団体、企業、そして広く国民に呼びかけてきました。
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十月十四日 検査のため、心電図、胸と腹部のレントゲンを撮られる。昼食からいよいよ、おかゆ、ふりかけ、吸い物の"治療食"が始まった。夜はコーンスープにオレンジジュースだけ。この日、中原さんの心は妙に鎮まっていた。これまで苦しむだけ苦しんだ。だからだろうか。
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カルーセルさんの「戸籍変更」は、今年7月16日に施行された「性同一障害特例法」によって可能になった。この法律は、心と体の性が異なり、自分の体に強い違和感があるという人に、戸籍などの性別変更を認めるもの。専門家などによれば、性同一障害者の当事者は、全国で数千人とも数万人ともいわれ、施行後間もない7月末までで、家裁への性別変更の申請は全国で24件に上ったという。
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林 来年はひばりさんの十七回忌ですけど、「波乱万丈」で、ひばりさんのことを「女性として最高でした」とおっしゃってました。
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マウンドから本塁まで18・44メートル。150キロの速球なら0・4秒弱で達する。小宮山説だと、打者はボールが到達するまでに、その球が①どんな球種か②ストライクか、ボールか③打つか、打たないか、を①から③の順で瞬時に判断する。特に③の判断が自分の体により近いところでできるほど、優れた打者だと小宮山投手はいう。
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坂口 しかし世の中の評判というものを、そんなに問題にする必要はありませんよ。一体あなたのあの事件を後悔なさってますか―僕は悪い事件じゃないと思うけど。
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宮田 いつごろなんですか、そもそもは。去年の夏ですか、お二人がレコーディングに行き合って、旭さんがあなたのレコーディングを見に行ったのが最初とか・・・・・・。
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日本高血圧学会では、最大血圧(上の血圧)の目標値は、60歳代では140㎜Hg以下、70歳代では150~160㎜Hg以下、80歳代160~170㎜Hg以下、最小血圧(下の血圧)は年代にかかわらず90㎜Hg未満としています。高血圧症と診断されるのは、140~159㎜Hg/90~99㎜Hg(軽度高血圧)からです。
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男性は、女性も自分と同じように、事実を根拠に論理的に思考し、理性的に行動しているだろうと思い込んでいます。その思い込みがあるために、余計に女性が理解できなくなるのです。
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伯はイサベラ皇女のために私が宮廷で演奏する手はずをしてくれた。彼女はアルフォンソ十二世の姉妹で、音楽に深い造詣を持つ方だった。この日私にとって忘れ難い日となった。
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痛み方の特徴によって、頭痛は緊張型頭痛や片頭痛などいくつかのタイプに分類されています。しかし、私は頭痛は細かく分類する必要はないと思っています。というのも、緊張型頭痛と片頭痛はは一つの流れで生じる痛みだからです。具体的にご説明しましょう。
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母にとって最高の掟は個人の良心だった。母はよく言ったものだった。
「私は法律を重んじないのが主義ですよ」
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以前、おっぱいの神様と呼ばれた桶谷そとみさんという助産婦さんが、「赤ちゃんを産んだお母さんは全員おっぱいを出すことができる」と言って、その手法を本に書き表しておられました。
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養老 ジョークを話させると、アメリカはそういうのがわりあい普通にでますね。学会でもよくジョークから始めるんですけど、日本人はまず言い訳から始めるって、有名な話で(笑)。「諸先輩を差しおいて高いところから」って始める(笑)アメリカのほうは必ずジョークから始める。ジョークで笑えば一体感ができると。要するに異質の人間が集まるところではまず笑わせて、というふうによく言うんですけどね。
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W・マクニール著、高橋均訳『戦争の世界史』(刀水書房。原題はThe Pursuit of Power)に、教練のことがくわしく書いてある。―いつごろからやっているのか。だれが始めたのか。何がキッカケか。どういう効果があるのか。等々。
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『いびき白書』(エスエス製薬調査)によると、日本人の成人の約三〇%がいきびをかくという。さらに、「(夫のかくいびきが)うるさくて眠れない」と不満を訴える妻が、実に八四%もいる。その結果、約六〇%の夫婦が"寝室別居"しているという。
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希少動物を人工繁殖させるにはメスの性周期を特定する必要があり、これまでは黄体ホルモンの血中濃度で判断してきたが、危険な肉食動物や血管の細い小動物では採血が難しい。
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「『お手を出して』と言ってはいけません。なぜだかわかりますか?」
車椅子の実技講習で、講師が質問した。「アカチャンノコトバダカラ」―たどたどしい日本語だが、答えは正解だ。
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患者さんが「話がわかりにくい」と感じる時
医療におけるコミュニケーションをはばむ専門用語と言葉の表現
作成 東京SP研究会事務局
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養老 さっきから、「わからない、不思議」という言葉がいっぱい出てくる。都会のおもしろくないところは全部わかるんですよ。何か起こったって、誰が得しようとしてやっているのかという話になってしまう。(笑)
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目の前の患者さんを受け入れて、関心を持つ。そして受け入れること、関心を持っていることを相手にわかるように示すことが大切です。その方法は、具体的には態度と、言葉をつかった確認が中心になります。相手への敬意、思いやりや、熱意、真剣さなどが態度に表れてきます。挨拶や自己紹介も元来はこれらの表現なのですから、形に心を添えてください。患者さんの話には必ず意味があり、確認を重ねるとそれが浮き出てくるでしょう。
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女性の思考の最大の特徴は、自分に快を与えてくれる人(こと)は良い人(良いこと)、自分に不快を与える人(こと)は悪い人(悪いこと)という判断をベースに行う、ということです。
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さて、準備万端整えていてもアクシデントは起こります。私が補欠模擬患者としてその場で対応するのが「危機管理」です。ほかの模擬患者さんは練習も積み、余裕があるのですが、急な代役は緊張します。OSCE(Objective Structured Clinical Examinationの略で、「オスキー」と読む。日本語では「客観的臨床能力試験」と訳されている。医療面接や身体診察などの実技試験により、医療者としての態度やコミュニケーション能力、診察能力など、ペーパーテストでは評価できない能力を評価する)での模擬患者の演技は標準化されているのがいいとされていますので、私一人まちがった受け答えをしては信用問題にかかわります。応答の仕方を頭にたたきこんで、さあはじまりです。
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「解体宣言」に対して、「野獣を野放しにするのか」といった予想外の極端な反対論があり、その手の不見識な見方にいちいち反論する気もないのですが、刑法犯の九九%以上は「非知的障害者」が犯しているという事実です。
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中心的な質問は、
「なぜ彼は、戦争に反対しながら自分の信念を貫かなかったのか。そういう彼はどんな人物なのか。つまるところ彼は良い人間か、悪い人間か」
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2人は森村さん39歳、三宅さん34歳のときに見合いした。離婚経験のある森村さんが「なぜ私と?」と聞くと、三宅さんは「神様がお決めになったのですよ」と答え、四半世紀の道連れが始まった。
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頭部外傷による高次脳機能障害は交通事故や転倒、暴行などがきっかけで起こる。ある日、こうした障害を持った本人や家族、周りの人たちの戸惑いや悩みは大きい。
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養老 前からちょっと気になっているのは、落語の主題なんですね。江戸という時代を考えるときに、落語の主題が案外重要なことがあるんじゃないかという気がするのは、私に引きつけて言いますと、死体の扱いがじつは落語に出てくるんです。有名なのは「らくだ」の馬さんで、死体に看々能を躍らせる。それから「野晒し」というのがありますね。
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中川 自然保護というとすぐ欧米が進んでいて、日本は遅れているように言われますが、そうでもない。ぺルリが黒船でやってきて日米和親条約を結んだ時、日本が唯一強く主張したのが、日本に上陸したら日本の野生の鳥または獣を撃ってはならないという一項だった。
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我が店のウィンドウなどに目もくれず、日本婦人の団体が通って行く。全員が帽子をかぶり、リュックサックを背負い、パンタロンにブルゾン、テニスシューズといういでたちである。この婦人部隊は、めざすエルメスに突撃するのだ。店員の話によると、三万円のスカーフが一日に一八〇〇枚、つまり一分間に三枚の割り合いで売れて行くという。そのほとんどが日本人というのだ。
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笑いは若者ばかりでなく、年配の人たちも求めている。むしろ老齢化社会が進み、年配の人たちにこそ笑いが必要なのではないだろうか。しかし、今のテレビ番組は購買力のある若者を対象に作られているのが実情だ。
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立花 二十世紀に出版された本の点数は、天文学的な数字になる。もちろん大部分は高速印刷ができるようになった最近のものに違いないけれども、それにしてもメチャクチャおおいでしょう。
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「僕はすっぽんぽんで、おじさんにマッサージをしてもらったことがある」といった。仕事で日本の反対側の国へ行き、ハードな毎日で、へとへとに疲れてしまった。何とか取材が終わるめどもつき、ここでリフレッシュしなければと、町を歩いていた。マッサージをしてくれるところはないかと聞くと、ある人が店を教えてくれた。
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1980年代の初めについて、橋本治氏は言う(『中央公論』九三年九月号、「変貌を論ず」)。
「日本人は、あまり人とは会話しない。それが、平気で会話している。田舎の一族が、身内の噂話ではなく、ごく当たり前の"会話"をしているのが、私にはとても不思議で、気がつくとそれ以来、日本の男達はお喋りになっていた」
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梅棹 わたしが視力をなくして、外から光の刺戟が消えたとき、じつに不思議なイメージが見えました。漆黒の闇のなかに宇宙空間に浮遊している小惑星があらわれたのです。宇宙船のボイジャーが土星の輪に接近したときの映像のように、ごつごつとして巨大な岩のかたまりが、回転しながらせまってくるのです。つづいて金色の幾何学的なもよう、赤、黄、緑などの極彩色のコラージュが、あらわれては消えてゆきました。
川勝 なんと幻想的な・・・・・・。
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もう一つしつこく言われたのが、いいものを見なさい、いいものを聞きなさい、いいものを食べなさい。何でも一流のものを体験しなさい。そのチャンスがあれば、見逃してはいけない。借金をしてでも経験しなさい。
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一般に十七世紀以来の自然科学というものは、とにかく人間が自然に発する感性の表現を監視して、手なずけ、去勢し、これを抽象化し、そして無化する、というふうな態度を取ってきた、というのがアタリの考え方です。
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ピロリ菌は、50歳を過ぎるとほとんどの人が持っている常在菌です。この菌はもともと酸に弱いので、通常の状態では菌数はふえません。ところが、制酸剤で胃酸を抑えると、胃はピロリ菌にとってたいへん棲みやすい環境となり、菌数をふやして暴れます。ここにストレスでふえた顆粒球が乱入してピロリ菌と一悶着を起こすと、胃は荒れ放題になってしまいます。
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柴田 以前、東京神学大学の大木英夫教授が、神様というのは、「汎神多神の状態からだんだん収斂されて、最後に唯一絶対の神になる」と書いておられたんです。それがいちばん進んだ形で、神様がたくさんいるのは原始宗教だと。でも、ぼくの認識では、緑の多いところは神様が多く、つまり陸上生態系の生産性が、森、畑、サバンナ、ステップ、砂漠と、緑の量に比して少なくなるのに整合して、神様も減っていくと思うんです。
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同時代が権勢ある優れたものとして崇めるものは、やがて死後には忘れられてしまう。同時代に馬鹿にされたりしないものの方が優れているのだ。
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交通事故でのケガも完治し、腰痛もかなり軽減したので、6月から7月中旬まで、アメリカのフロリダでトライアウトを受けてきました。
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ある時、テレビ局の依頼で、免疫力を活性化するにはどうしたらよいかという問い合わせがありました。そしてその良くなった状態を調べる方法はないかと聞かれましたので、次のような指導を行いました。
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赤ちゃんは、大体三カ月くらいで首が据わるといわれていますけれども、焦点を合わす練習をしていると、思いのほか早く首が据わることにつながると気がつきました。
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