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2004.09.02

増エネ革靴

スーツにも似合う革靴タイプのウォーキングシューズなのに、従来のウォーキングシューズと比べて、消費エネルギーは一三パーセント増。

 この「カロリーウォーク カジュアルタイプ」(月星化成 一万三千四百四十円)は、革靴タイプにもかかわらず三百グラム強(女性用は二百五十~二百六十グラム)と軽く、履いても負荷を感じない。そのうえ、ウォーキングシューズらしく歩きやすい。
 そこで記者は、階段を駆け上がったり、ふだんは通勤にバスを利用している距離を、二十五分かけて歩いてみたりした。この日の歩数は一万歩。このシューズを履いていたので、一万千三百歩の効果があったはずだが、楽勝だった。・・・・・・その翌朝、右足太股を筋肉痛が襲った。
 同社マーケティング部・原田一氏が笑いながら言った。
「普段は使わない太股の筋肉を余計に使ったんですね。この靴を履いた人は、ふくらはぎの筋肉が疲れると訴えることが多いんですけど。この靴を履くと、ふくらはぎの筋肉の筋放電量(筋肉疲労のバロメータ)は、従来品の二倍になるんです」
 実は、「消費エネルギー一三パーセント増」の秘密は、同社が独自に開発した「アブソレン」という新素材の中敷にあった。この素材は、衝撃を吸収しやすく、かつ反発性が低いという特徴がある。それを中敷に採用した結果、まるで砂浜を歩いているように、蹴り出す時により大きな力が必要になったという。記者の筋肉痛の原因は、"砂浜ウォーキング"だったのだ。
 鹿屋体育大学運動生理学研究室での測定結果によると、三十分早足でウォーキングすると、従来品より約三十キロカロリーもエネルギーを多く消費する。これは歩数に換算すると、約千歩余計に歩いたことになるという。

THIS WEEK『週刊文春2004.9.9』

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