胎乳児の履歴
ライヒ(『宇宙・生命・エゴ』)にならっていえば、この時期に作られる胎乳児の無意識は核の領域とみなされる。ひと通りこの核に対応する胎乳児の履歴を拾いあげてみる。
□受胎後三十六日目に胎児は上陸する。
顔は爬虫類のおもかげになり、魚の心臓に左右の隔壁ができる。
□受胎後三週目。
体長四cm。胎芽から胎児になる。人間の器官は全部具わってくる。
□受胎後二か月と一週目。
胎児の基礎ができる。ホルモンの生産は卵巣から胎盤へうつる。
□受胎後三か月すぎ。
夢を見る。
□受胎後五~六か月目。
触覚は乳児とおなじ。味覚が生ずる。
□受胎後六か月以後。
耳が聞こえる。父母の声を聞きわけられる。
母の心音が聞こえる。
□受胎後七~八か月。
意識が芽ばえる。
□受胎後八か月すぎ。
レム睡眠の状態。母と子のきずなが完成される。
吉本隆明『母型論』思潮社2004年
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