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2004.08.21

どうしたウッズ

「初日に75を叩いて104位と出遅れたときは、こりゃ本当にメジャー初の予選落ちだと思った」と、ゴルフ記者がいうほど、全米プロのタイガー・ウッズは冴えなかった。

 まだ28歳である。衰えるには早すぎるが、この不調の原因はなんなのだろうか。
「飛距離よりもショットが曲がるのが問題。一昨年、長年頼ってきた師匠と手を切ったのがまずいとか、左ひざの手術の影響だとか、ナイキの道具が合わないのだとか、さまざまな憶測が飛び交っています」(同)(中略)
 一方、全米ゴルフ記者協会会員のデューク石川氏のように、「タイガーの場合は調子の問題ではなく、要するに彼のピークがすぎたんです」という指摘もある。
「彼は1歳、2歳から天才ゴルフ幼児としてテレビでも頻繁に取り上げられ、脚光を浴びてきた期間が長い分、心理的ダメージも蓄積している。だから競技年齢は40歳くらいじゃないか。それに世界ランク1位の期間がグレグ・ノーマンに並びましたが、そのくらいがひとりの人間が記録を保持する限界ではないか」
 トッププレーヤーの精神的重圧はすごい。両親が家庭内別居していても、「すごく仲がいい」といい続けることも重圧なら、白人女性との同棲を祝福してくれない米社会の空気も、黒人の彼には重圧だろう。
「むしろ、世界ランク1位から落ちて重圧から解かれ、28歳の青年らしいゆとりを取り戻してほしい。そうすれば復活する可能性はありますよ」(同)

メジャーで勝てなくなった「ウッズの私生活」『週刊新潮2004.8.26』

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