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2004.07.05

blue rose

英和辞典で"blue rose"と引くと「不可能なこと」と書いてある。青いバラの開発は、それほど難しい。

 世界の育種家が11世紀ころから取り組んできたと言われるが、バラにはもともと青色を発現させる遺伝子がなく、これまでは交配によって青みがかったバラをつくるのが精いっぱいだった。
 また、人工的に青色を発現させる遺伝子を組み込んでも、色の発現を邪魔する酵素を取り除かなければならないことから、これまで青バラの開発に成功した例はなかった。
 遺伝子組み換えの安全性の承認前であるため、ガラスケースの中でのお披露目となったバラは、「青」というよりも、上品な「銀色」といった印象だ。バラに詳しい千葉大学の上田善弘助教授は、
「今回のバラの色はまだ、少し青みがかった程度ですが、青色色素がほぼ100%ということは画期的。大きなハードルを乗り越えたことで、今後はより深い青色の開発にもはずみがつくはずです」
 と評価する。
NewsBrowsing『週刊朝日2004.7.16』

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