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2004.06.06

自然のテロ

人間のテロも怖いですが、自然のテロも猛威をふるっています。チンパンジーとゴリラが、捕獲とエボラ出血熱ウィルスのために絶滅の危機に瀕しているといわれています。もちろん感染したゴリラの肉を食べた人たちもたくさん死んでいます。

 世界中のゴリラとチンパンジーの八〇パーセントは、ガボンとコンゴ共和国にすんでいますが、ここのゴリラとチンパンジーは、一九八三年からニ〇〇〇年の間に半減してしまいました。エボラ出血熱ウィルスのワクチンが一年ほどでできるそうです。そのワクチンは猿にも効くそうです。何とか人間だけでなく、猿も救ってやってほしいものです。
 最近のもう一つのテロリストは重症急性呼吸器症候群(SARS)です。このなぞの肺炎はおそろしい勢いで、今世界中に広がっています。
 このような事はこれからも次々起こることでしょう。これは地球を荒らしすぎた人間に対する自然からの仕返しです。
多田富雄 柳澤桂子『露の身ながら』集英社2004年

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