水中運動の注意点
高齢者が水中運動をする際の注意点は?
川崎医療福祉大(岡山県)の小野寺昇教授(運動生理学)によれば、水中では浮力の作用で静脈の血流が良くなり、血圧は下がる。しかし、小野寺さんの実験では、20代では血圧は下がったが、40代の人では陸上とほとんど変わらず、60代ではむしろ上昇する人が多かった。「血管の老化で弾力がなくなったためと考えられる」
高齢者や血圧が高い人が水中に入る前には、2人1組になり、関節を引っ張るストレッチで血管を伸ばしてやるといいそうだ。
水の中でも意外に汗をかくので、休憩時には水分補給をする。水から上がった後は、水滴を速やかにふき、体を冷やさないようにする。
さらに、更衣室の床がぬれていると、足裏の冷えを体全体の寒さと錯覚し、血圧が瞬時に下がって立ちくらみを起こすことがあるという。「転倒事故になりかねないので、ぞうきんを敷くなどして自衛するといい」と小野寺さん。
水中運動を調べてみました『朝日新聞2004.6.1』
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