セカンドステップ
キレない子をつくる もちろん大人にも有効
小学6年生の耕介君(12、仮名)は、7歳のとき、千葉県鋸南町にある児童養護施設、東京都勝山学園に来た。両親からの身体的な虐待がひどく、児童福祉法28条による家庭裁判所の措置だった。
「今はそれをやる時間じゃないよ」という職員のささいな注意にも、耕介君は激高した。「ふざけんな、ぶっ殺すぞ」と包丁を持ち出すこともあった。瞬間的に虐待の記憶が噴出すようだった。
心理判定員の木村秀さん(26)は学園の子どもたちに、2002年7月から約9ヶ月間、週に1回、「セカンドステップ」の講習を続けた。
セカンドステップとは、米・シアトルにあるNPO「子どものための委員会」が開発した教育プログラムだ。大人の虐待から身を守るのがファーストステップ。セカンドは、対人関係を学び「キレない」子どもを育てるのが目的だ。
キレない子どもをつくる『AERA2004.3.15』P59
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