ノーベル賞の間違い
あってはいけません
ノーベル賞にも間違いはある。
一九ニ六年度医学生理学賞がその代表だ。
ネズミにゴキブリを食わせて胃がんをつくったとするデンマークのフィービゲルと、ウサギにタールを塗り続けて皮膚がんをつくった山極勝三郎。
二人が最後に残った候補者だった。
ノーベル賞はフィービゲルに与えられた。
しかし二人の死後、「ネズミの胃がん」は、がんではなかったことが判明する。
湯川秀樹の受賞より二十三年も前の、幻のノーベル賞物語を追った。
『100人の20世紀』朝日文庫
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