日本高校野球連盟への提案
なぜ日本のアスリートには、引退後多様な職業につく人たちがいないのだろうか。そんな素朴な疑問にアメリカ人マーティ・キィナートが提案する。
一九九七年に、私は、ジャーナリスト、教育者、ビジネスマン、歯科医といった多彩な人々から成る<二十一世紀高校野球を考える会>のメンバーになった。スポーツが多様化する中で、次の世紀に向けて高校野球を改善し、発展させるために提言をまとめる委員会だった。メンバーを結びつける共通の糸は、皆野球を愛していて、その人気を維持し、さらに高めたいというものだった。
この会で私が主に主張したいのは、高校にかよう目的はあくまで教育を受けることであり、野球、あるいはほかのスポーツをするためだけではないということだった。そのためにいくつか提案をしたが、そのどれも委員会のメンバーや日本高校野球連盟の指導者たちには容易に受け容れられないものだったようだ。
私は、アメリカでの経験から言えば、スポーツはまずプレーして"楽しむ"ためのものであり、"仕事"ではないと言った。日本では、高校の選手でさえ、ひとつのスポーツに身も心も捧げなければならないと教えられる。そのスポーツと結婚するようなもので、ほかのことをする時間はほとんどない。
スポーツをより楽しいものにし、生徒にほかの選択肢を与えるために、プレーをするシーズンを短くし、練習時間を減らしたらどうだろうと私は提案した。自由時間が増えれば、選手をももっと勉強し、家族や友だちと一緒に過ごし、ほかの趣味に時間を割き、ひょっとすると別のスポーツさえできるかもしれない。野球とサッカーの両方ができるスターが生まれて何が悪いのだろう。
また私は、本物の秀才アスリートが生まれるのを見たいとも言った。"文武両道"を真の意味で実現させたいと。
そのために、私が具体的におこなった提言は次のようなものだった。
(A)三ヶ月とは言わないまでも、最低二ヶ月のオフシーズンを必須とする。その間は試合をすることも練習することも認められない。
(B)シーズン中も、必ず一週間に一日は休みにする。そこで選手たちは体を休め、願わくば勉強し、あるいは少なくともほかの興味の対象を追うことができる。
(C)一週間の中でも、チームが練習したり試合をする時間に上限を設ける。私は、一週間に二十五時間以内、つまり平均して、一週間六日で一日約四時間を越えてプレーしないことを提案した。
繰り返しになるが、言いたかったのは、生徒が学校にかよう一番の目的は教育であるということだった。
マーティ・キナート/世界の秀才アスリートと日本のど根性スポーツマン『文武両道、日本になし』早川書房
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コメント
高野連会長殿
今回の駒大苫小牧の騒動ばかりではなく全
ての類似問題に対する対応は(明らかに教師
に非がある場合を除く)、いつも一方的に教師
側の処分で終わる。果たしてそれで良いのだ
ろうか?今回の件でも、同じ生徒に対しての
行為であるということは、生徒側に問題がある
のではないか。日本と言う国はいつから喧嘩
両成敗ではなく偏った処分を行うようになって
しまったのか。このようなことを続けていると
事なかれ主義の教師が増え、本当に生徒を
育成指導してやろうという教師はいなくなって
しまう。私は学校ばかりではなくPTAもこの辺
のところを十分に理解し対応するべきだと思
う。マスコミも同じである。それと「暴力」とは
なんでしょう?痣を作ったりするくらいは暴力
でもなんでもないでしょう。何週間も入院したり
骨折したりすれば、いくら正義と言っても無理
ですがね。今の学校は生徒を甘やかし過ぎて
いる。親もまたしかりである。人間とて生き物
でありそこに「差」がつくのは当然である。二
十年前くらいからでしょうか、「平等」がはびこ
ったのは。教師もそういう教育を受けてきたの
だから、どう対応してよいのか分からないので
はないか?そういう指導は高野連であり教育
委員会であり文部省なのではないだろうか?
私達の世代は今回のようなことは当たり前で
親も問題にはしなかった。
いずれにしろ、この際生徒の側も親の側もこ
の問題の根源は何なのかをしっかりと勉強し
ていただきたい。当事者を責めるだけでは何
の解決にもならない。何回叩いたかなど問題ではない。
日本の将来を憂う団塊世代のおじさん。
投稿: あらもと たかし | 2005.08.25 13:04
日本高校野球連盟 様
私は昨年の駒大苫小牧の北海道勢初優勝を期に、熱狂的な駒苫のそして高校野球のファンになったものです。
率直にお願い致します。彼らから真紅の大旗を奪わないで下さい。そのような事実があった事、報告が遅れたことはいけないことと思います。ですが、彼らは被害者です。彼らの成し遂げた偉業は本物です。前年度より、いろいろな記事(駒苫ののっているものは新聞であろうと、雑誌であろうと、TV、ネットなど)を読みまくりました。どんなに厳しい練習をつんできたか、そしてどんなに野球に情熱をそそいでいるか。野球を離れている私生活でも、礼儀正しく、まじめで、高校生らしい・・・。(全国の高校球児みなそうだと思うのですが。)試合の中でもその真摯な姿勢が見られたと思います。そんな彼らだからこそ、あの北国旋風を巻き起こせたのだと確信しています。特に今年のチームはプレッシャーに押しつぶされ、天から地を味わい、そこから這い上がって頂点をとりました。彼ららしい泥臭いねばりを身につけて、彼らの力で。
選手達は高校野球の精神を貫きました。
彼らは傷ついています。彼らの心をこれ以上
傷つけないでください。
よろしくお願い致します。
投稿: 大竹 | 2005.08.24 20:03
高野連殿
本日の甲子園球場の式典拝見させts戴きました 高野連の挨拶のみ原稿棒読みとても壇上に上る資格疑わしいと一同感じました
それ以上に 広島の東陽東高校から申し入れが有った 原爆投下時間に合わせ黙祷を球場全体で行いたい申し入れを (<<原爆は広島だけの事この場で皆を巻き込むのはよくないと>>)。。。。何いってるんだ田名部和裕参事は高校生の純真な申し込みを皆を巻き込むのは良くない とんでもない思い上がりだと思いますが 高野連としてそんな風にしか取れないのか残念 田名部氏の年齢は???恥ずかしい???
今の日本はもちろん世界がおかしくなってきている時にこそ平和を愛し何時までも今の平和な日本を若い子供たちと手を携えて行くのが教育と違うのでしょうか 皆さんで一度考えてみる機会だと思います。黙祷云々と言うより(原爆は広島だけのことこの場で皆を巻き込むのは良くない)この答え方が高野連として返答したことが問題
投稿: 旗田祐二郎 | 2005.08.06 22:52