水の話

2008年11月10日 (月)

利根川東遷

J0234670   東京の水について、もうちょっと薀蓄を傾けてみようかな。

 あまり知られていないことだが、利根川の東遷というのはご存知かな。利根川河口域を地図で見るとな、ナイルデルタと形が似ているが、あそこは岩盤で、いわゆる三角州ではないのだ。不思議に思わないかな。銚子の屏風ヶ浦は東洋のドーバー海峡とさえ呼ばれているそうだぞ。

 さてさて徳川家康公にご登場願おう。彼が最初に江戸に入ったのが1590年のこと。家康は年中鷹狩りと称して、野外調査に行っていたらしい。そこで、栗橋の地を切り裂いて利根川を銚子まで持っていく壮大な計画を立てたのじゃそうだ。

 なぜ利根川東遷を実行したかというとな、①大洪水対策として河口を銚子へ誘導した、②伊達藩の南下防止のためのルート遮断、③船上交通の利便性を上げる、などいろいろ考えられるが、とにかく江戸湾に流れていた利根川を銚子のほうに持っていったという家康の構想力に素直に拍手だな。

 その結果、大湿地帯だった関東平野が乾いてきて、日本一の穀倉地帯になってくる。十九世紀末、欧米列国に囲まれた日本が植民地にならなかった多くの理由の一つが、日本中の叡智と力を集中させた関東平野があったからだといえる。日本の近代化は家康のインフラ工事の賜といえるわけだ。なぜ関東平野が湿地帯かわかるかって。それは広重の『名所江戸百景』の三河島から日暮里を描いた絵をご覧ぜよ。丹頂鶴が二羽描かれているな。丹頂鶴が棲息していたということは、広大な湿地帯だったといえるだろ。

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2008年11月 9日 (日)

東京の水

Photo_2 白浮泉じゃ。おはよう。さて今日は東京の水の記事を見つけたから、紹介しょうかな。その前に、なんでこの記事が目についたか、じゃが・・・。

東京に旧知の83歳の老夫婦がおってな、二ヶ月前にこんな話を奥さんから聞いたんじゃ。なんでもセールスマンが家に尋ねてきてな、浄水器を45万で売りにきて、東京の水が飲めないことをとうとうと語るんじゃとか。そりゃ昔に比べたら飲みにくいのははっきりしているから、身を乗り出して聞き出すと、いつの間にか契約書が膝小僧をつつくのじゃと。おじいちゃんは歯医者で100万かけてインプラントを入れることになったし、なんだか世知辛い世の中で・・・、という話をきいていたからじゃな。もちろんその場で、東京マラソンのゴール直後に試供されたペットボトルの水が、東京の水道水だと話をしたのはもちろんのことじゃ。そうしたらおばあちゃんは、なぜそのようなことを広報でしっかり通知しないのだ、とお怒りになったのじゃ。さて新聞記事は、こうじゃ。

―2008年11月9日(日)10時0分配信 日刊ゲンダイ
 ところが東京の水道水はおいしくなったという。東京都水道局によれば、都が水質改善に本格的に乗り出したのが92年。金町浄水場に「高度浄水処理施設」を設置してからだ。

 現在、浄水場は11カ所あり、金町のほか三郷、朝霞、三園の4カ所で高度浄水処理を行っている。

「カビ臭原因物質の2―メチルイソボルネオールとカルキ臭のもとになるアンモニア態窒素は、100%除去できます。これによっておいしい水を供給できるようになりました。ほかの浄水場では水が良質のため、膜濾過処理だけでおいしい水がつくれます」(水道局)

 水に詳しい作家の南正時氏が言う。

「東京の水はバブル期のころが最悪でしたが、92年から年々おいしくなっていて、大げさに言えば世界の大都市の中で一番だと思います。私は渋谷区に住んでいますが、コーヒーや水割りの水は水道水で十分です。安全でおいしいので、もうミネラルウオーターを買う必要はありませんよ」

 ということじゃそうだ。皆さんの地元の水道水はどうじゃな。ご意見を聞きたいものじゃ。

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